徒然日記

1月17日 その1975『逢坂誠二の徒然日記』





函館は雲の切れ間に、青空ののぞく朝を迎えた。



気温は低い。



朝は、氷点下9度程度まで下がっている。



日中も、氷点下4度程度までしか上がらず、

真冬日だ。



今日は冬の土用の入りだ。



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昨日は、帰函後、

幾つかの会合に出席している。







1)おおさか誠二新春の集い

昨夜、私の後援会役員会を開催し、

今年も新春の集いに向け、

大車輪で準備に入ることが確認されている。



日時:2月10日(日)13時~

場所:ホテル函館ロイヤル

会費:2千円



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昨年の選挙からひと月が経過した。



この新春の集いを新たな出発点なるよう、

大勢の皆さんにおこし頂きたい。







2)国と地方の協議の場

一昨日、新政権になって

初の国と地方の協議の場が開催された。



この内容を新聞で知り、頭を抱えている。



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報道によれば、

政府は、地方公務員の給与削減に向け、

2013年度の地方交付税の減額を、

地方側に表明したという。



麻生財務大臣は、

東日本大震災の復興経費に充当するため

国家公務員の給与を7.8%引き下げており、

地方公務員も国家公務員並みに

給与を引き下げることを要求した。



もちろん財政難の中、

地方公務員の給与も

適切な水準でなければならない。



だからこの財務大臣の発言は、

一見、合理性があるように思われる。



しかし、このやり方には、相当に問題が多い。



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地方公務員の給与は、

条例で自治体が自主的に定めるもの





この10年余り、多くの自治体は、

独自に給与削減を行っていることを

全く斟酌していないこと





地方交付税は、

地方独自財源であり、

その引き下げによって

給与削減を迫るのは道理に叶わないこと





こうした要請を行うことは、

あたかも地方が国の下部機関であるかの扱い

(特に財務大臣が行うことに違和感)



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また財務大臣が、

今回の補正による公共事業費の自治体負担分を

交付金で国が面倒をみるのだから、

交付税の削減は問題がない、

かの発言をしたらしいとの報道も流れている。



これが事実だとすれば、

これは全く本末転倒な認識だ。



この20年あまりの日本の課題の一つは、

地方の自主性、自律性を高め

責任ある自治を実現させることだった。



今回の財務大臣の発言は、

地方の自主性が発揮できる財源を削減し、

国の裁量権が及ぶ財源を増加させることになる。



つまり額は同じでも、

国の権限が強まるのだ。



国への依存体質を助長し、

国に対する不健全な忠誠心を惹起させ兼ねない。



この間の、地域主権改革や分権改革は、

一体何だったのかと言いたくなるような

国と地方の協議の場の顛末だ。



これに対し、

総務大臣がどんな発言をしたのか、

報道では明らかではないが、

財務大臣のいいなりだとすれば、

そんな総務大臣は無用な存在だ。



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国から一方的な押し付け、

それに対する地方の拒否、



その逆の地方からの要望、

それに対する国の諾否など、



国と地方の協議の場が、

こうした二項対立になることを望んで、

私はこの法制化の作業をしたわけではない。



国と地方が胸襟を開いて、

ともに政策を作り上げる、

そんな場に進化するよう、

お互いが節度を保ちつつ、

この場を成長させることを念頭に置きつつ、

法制化した。



しかし今回の新政権の対応は、

一見合理的とも見える要求を

地方側に押し付けたものであり、

ともに作り上げる姿勢からはほど遠い。



公共事業を大盤振る舞いする新政権の衣の下に、

国が上、地方が下であるという

上下主従関係が透けて見える。



何とも嘆かわしい。







2)787

多くの期待を集めて就航した

新型の旅客機ボーイング787型機が

深刻な現状に陥っている。



昨日は、飛行中に機内に煙が出るトラブルが発生し、

松山空港に緊急着陸した。



事態の緊急度合いが高かったのだと予測されるが、

乗客がエアシューターで脱出するという

大ごととなっている。



この事態を受け、

全日空が保有する787型17機、

日航の7機とも、

昨日と今日の運行を停止している。



787型機は、燃費が良く、

世界の航空業界では経営改善や、

不採算路線の収支改善に資すると期待されているだけに、

今回の件は、影響が大きい。



今後は、安全第一で、慎重な対応が必要だ。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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    2013・1・17 Seiji Ohsaka


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