徒然日記

9月7日 その1231『逢坂誠二の徒然日記』



明日は、大気が冷え始めて露ができるという二十四節
気の一つ、白露ですが、相変わらず暑さが続いています。都内は既に28度、日
中の最高も35度と予測されています。また函館もニセコも、この季節だという
のに夏日の予測です。

今日は、9と7で、「メガネクリーナーの日」とか…。私もメガネを綺麗にし
て、世の中をしっかりと見据えなければなりません。

1)大きな戦略が
政治評論家の屋山太郎さんの9月3日付産経新聞のコラムにこんな記述がありま
した。

「日本の官僚内閣は全国に98の空港を造ったが、肝心のハブ(拠点)空港が存
在していないとう馬鹿げた結果に責任を取らない。成田に着いても乗り継げるの
は日本の4つの地方空港だけ。韓国の仁川空港に着くと日本の36の地方空港に
行ける。日本のハブは事実上、仁川に取られたのである。
 
 1980年、神戸港は釜山港の2倍の貨物量を扱った。それが2008年に
は、釜山港は東京、横浜、大阪、神戸の4港の合計を上回る貨物を扱っている。
日本の港が敬遠されるのは、港湾業務の効率の悪さ、内航海運の運賃の高さなど
が原因だが、この種の業界団体は日本に2000もある。それぞれ団体の専務理
事は天下り役人に占められ、業界の活性化を阻んでいる。天下りがはびこる結
果、「国家経営」という観点が失われている。

 建設業には国交省の天下りがワンサといるが、そのせいで建設業界には談合が
絶えない。その原因は天下り問題と不可分なのだ。無駄金を発生させているだけ
ではなく各種産業の活性化を妨げている。

 財務省は、補助金の配分、調整機能を持っているが、国家経営の見地がない。
昨年、高速道路が飽和状態となり、道路特定財源、5兆4000億円が一般財源
化された。一方で医療費は2200億円が削られた。財務省には、余った道路財
源の25分の1を厚労省に回す力はない。牢固たる各省割拠主義を破れないの
だ。」

(以上、引用終了)

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この指摘は、多くの場面で、多くの人が知るところなっています。別に新しい指
摘ではありません。しかし、この壁を打ち破れないのが日本の現状です。

昨日、この日記に民主党の代表選挙のことを書きました。多くの方から様々な意
見を頂きました。その多くが、どちらの候補を支持するか、しないかというもの
でした。

私の立場は、菅総理支持です。

しかし、もっと深い私の本心は、このような代表選挙を、今、やっている余裕な
どないのだ、というものです。たった3か月前に総理が辞任し、正統な手続きで
新総理を選出しました。その新総理の手腕について色々と意見があることは事実
です。しかしその新総理に本格的に仕事もさせずに、たまたま党の都合による代
表選挙の時期が来たから、総理をもう一度変える議論をしようとするその精神が
私には理解できません。

もちろん当事者は、全力をあげて必死の闘いになっています。選挙とは、あるい
は闘いというものは、そういうものですから、それは仕方がありません。

しかし、一歩冷静に考えて、今の日本は、その時期なのでしょうか。あるいは、
三月前に総理が交代した今、さらにこうしたことを繰り返すことが良いのでしょ
うか。

今の日本は、屋山さんの指摘のとおり国家経営の見地を失ったまま、目先の争い
に汲々としている場合ではないのです。今の円高、あるいは株安は、日本一国だ
けで解決できる問題ではありません。国際経済の観点が不可欠です。そんな中
で、国際政治の観点から今の日本の代表選挙はどう位置づけられるでしょうか。
まさに国家戦略を欠いた自国内の、さらに言うならば民主党という政党内の小さ
な争いにしか過ぎない、瑣末なことにしか映らないのです。

昨日、マスコミ、さらに私を含めた国民の移ろいやすい気質が問題であるととの
指摘もしました。今の日本に求められているのは、大きな視点からの国家戦略を
持った政治の存在なのです。一見正当性のある目先の争いを百篇繰り返しても、
日本にハブ空港できません。単なる目先の官僚批判を積み重ねても、予算の真の
組み替えはできません。それはこの30年の日本の政治の現実が証明していま
す。

今、組織の建てつけが悪く、滑らかに動かない現実があるとして、その部分、部
分に潤滑油を注いだり、戸車を変えたりしても、この現実は打破できません。も
ちろん総理を変えることが、戸車を変えることと同義ではありません。しかし、
今の日本政治を国際的文脈で眺めてみると、それは戸車を変える程度のことにし
かならいないのです。

いま私たちに必要なのは、多少ガタピシする現実をあげつらって思考停止に陥る
ことではありません。国際的観点から日本の将来を見据えた確固たる信念に基づ
く、骨格のしっかりとした、力強い議論と実行力が必要なのです。今回の民主党
の代表選挙をこうした観点から眺めてみると、私たちのすべきことは明確なので
す。

2)世界料理学会
各地で活躍中の意欲ある料理人の皆さんが函館に集結する、世界料理学会の第二
回大会が開かれます。

山形県鶴岡市「アル・ケッチァーノ」奥田政行シェフ、
京都市「美山荘」中東久人料理長、
青森県弘前市 自然栽培リンゴ農家、木村秋則氏ほか、
アメリカ・フランス・スペインからも注目のシェフらが多数参加。

地元函館からは、
函館国際ホテル木村史能中華料理長がゴッコ(布袋魚)料理のゼラチン質に関す
る研究発表、
函館中央病院の辻司先生が歯科口腔外科医の立場から「食」について解説。

一般の方の聴講ももちろん大歓迎とのことです。

記念パーティーでは、参加料理人の皆さんが創りだすピンチョスが振る舞われま
す。前夜は旧市街地の飲み歩きイベント「函館西部地区バル街」も開催。

日時:9月13日(月)14日(火)9:30〜17:00

場所:レストラン五島軒本店

料理学会チケット 前売2,500円 ・パーティーチケット 前売6,000円

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私も参加したいのですが、平日です。しかも代表選挙と重なっています。でも少
しでも参加したいと願っています。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

詳しくは、HPをご覧ください。  http://www.ryori-hakodate.net/

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2010・9・7 Seiji
Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. はじめまして、うらべと申します。
    ニセコ時代から逢坂さんのHPを拝読しています。
    大学の同窓生にようやく立派な政治家が出てきたと嬉しく思っています。

    順当に首相補佐官に成られて今後がますます楽しみだと思う今日この頃
    ですが、今般の代表選についてはいささか逢坂さんと見方を異にしています。

    逢坂さんが、”国際的観点から日本の将来を見据えた確固たる信念に基づく、
    骨格のしっかりとした、力強い議論と実行力が必要なのです。今回の民主党
    の代表選挙をこうした観点から眺めてみると、私たちのすべきことは明確なの
    です。”と言われることの意味はよくわかりますが、問題はガタピシする戸は
    すでに取り換えるべき時を過ぎており、油をさして調整して済む場合ではない
    ということではないでしょうか?

    このまま同じ戸を誤魔化し誤魔化し使っていては、何れ錆びつき最後には破
    壊的に取り換える必要が出てくるし、場合によっては戸だけではなくその周り
    あるいは家全体に大きく手を入れなくてはならなくなる、といったことではない
    でしょうか?

    菅さんにはサッサと戸を取り換えることができできそうにない、傍観していて時
    間が経てば困ったことになるから早めに手を打とう、というのが小沢さんの出
    馬の理由であろうと愚考しています。

    どちらにせよ、最後は逢坂さんの判断です。頑張ってください。

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