徒然日記
2月1日 その1990『逢坂誠二の徒然日記』
都内は雲の少ない朝を迎えた。
朝の気温は3度。
日中は13度程度になる見込みで、
春の雰囲気が感じられる。
1)汚染水
昨日の東京新聞の報道によれば、
東京電力が、
福島第一原発の高濃度汚染水を処理した大量の水を
海洋放出することを検討し始めたという。
先日、エネルギー問題に詳しい方と、
「いずれ汚染水の保管が追いつかなくなり、
海洋放出される可能性が高い」
と話をした矢先だったのだが、
案の定との思いで記事を読んだ。
====
現在、福島第一原発敷地内では、
千基超のタンクに
約二十二万トンの処理水が保管されている。
冷却のために注水した水は、
地下水と混じって汚染水となるが、
それが一日四百トンずつ増加しているという。
本年度、
十万平方メートルをタンク造成地に充て、
タンク容量を計七十万トンまで増やす計画だというが、
それでも、二年半で使い果たす見込みとのことだ。
====
福島第一原子力発電所は、
とにかく冷却し続けなければならない。
冷却水は、当然、汚染水となり、
それを保管しなければならず、
今後、それがどの程度の量になるのか、
膨大な量になることだけは間違いがない。
この汚染水を、相当高度に処理をして、
放射性物質を法定濃度未満になるまで除去したとしても、
それを海洋放出することは、なかなか考え難い。
====
水だけを見ても、我々は処理しきれない、
大問題を抱え込んでしまったのだ。
2)歩数
毎日1万歩程度、歩くことを目標に運動をしている。
先月は、9,399歩と、あと一息1万歩に届かなかった。
2月はもっと計画的に、歩かねばならない。
3)新安全基準骨子
原子力規制委員会が昨日、
原発の新安全基準の骨子案を発表した。
これまで電力会社の自主的な取り組みだった
過酷事故対策を法律で義務化する。
地震や津波のほか、
火災、テロ攻撃や航空機墜落による事故にも
対応できるよう対策を求める内容だ。
・
電源設備などを分散して配置
・
消防車や電源車を原子炉1基につき複数配備
・
常設の発電機やポンプ、貯水タンクを高台に設置
・
原子炉内の圧力を下げる排気設備に
放射性物質を取り除く
フィルター付き排気の機能をつけることを義務化
・
地震や津波、放射線に耐えられる免震構造の
「緊急時対策所」の設置
・
第2制御室などを配置
・
電気ケーブルに交換することも義務づけ
====
以上のようなことが内容となっている。
新基準の骨子案は、
29日にまとまった地震と津波対策の骨子案と統合。
今後、広く意見を募ったうえで、
7月に正式決定。
原子炉等規制法に基づく規則として法的に義務化。
その後、基準に適合しているか
規制委が電力会社の申請を受けて、
個々の原発を審査することになる。
====
これらの対策にどの程度の費用がかかるのか、
皆目見当もつかない。
また新たな対策も多く、
その効果もまだハッキリしない。
原発を少しでも安全に稼働するためには、
こうした対策は必要なのだと思うが、
ここまでしなければ動かせない原発、
あるいは、ここまでやっても必ずしも安全とは言えない原発。
こんなことまで行って原発を動かす意味はどこにあるのか、
何が何だか、わけが分からなくなってしまう。
昨日は、次の選挙までの活動のあり方について、
多くの前議員の皆さんと意見交換をした。
皆さん、それぞれに苦しみ、
工夫していることが良く分かり、
大変、参考になった。
今後とも、定期的に意見交換をすることで、
多くの皆さんと別れたが、
高い志を失わずに進まねばならない。
さあ今日も、しっかりと前進します。
=============
2013・2・1 Seiji Ohsaka
=============
マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/