徒然日記
2月18日 その2007『逢坂誠二の徒然日記』
昨夕、三月ぶりにニセコ入りした。
函館からJRで北上し、長万部で、
一両だけのワンマン列車に乗り換える。
乗客十数人のうち半数が、外国人だ。
うち3人は、スノーボードをはじめ、
たくさんの大きな荷物をもっている。
2名を除き、全ての外国人がニセコ駅で下車した。
ニセコに来るたびにニセコの雰囲気が、
良くも悪くも変化している。
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長万部から、黒松内、
蘭越と進むにつれ雪が多くなる。
ニセコの街は、
完全に雪に埋もれている感じだ。
あまりの雪の多さに、
ニセコ生まれ育ちの私も言葉がない。
1)市民歌舞伎
函館市の有志が企画する市民歌舞伎
『初春巴港賑』(はつはるともえのにぎわい)の
35回目の公演が、昨日、市民会館で開催された。
昨年末から、
台本読みを開始し、
年明けからの舞台稽古を経ての公演だ。
今年の演目は、
「忠臣蔵外伝南部坂雪の別れ」など三題。
毎年感心するのだが、
皆さん、市民、素人とは思われない所作、セリフ回しだ。
相当に、稽古を積み重ねていることが伺える。
出演者にお聞きすると、
稽古の「一杯」が何とも良いらしい。
(なるほど、そうだろうなぁ、と容易に推測がつく。)
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この市民歌舞伎をはじめ、
市内ではこうした様々な
活動が幅広く行われている。
函館市民の文化、芸術に対する感度の高さを
日ごろから実感している。
2)TPP
昨朝のテレビを見て、TPP議論について、
小言を書いた。
時間が無かったため、
ちょっとだけの小言だったが、
本質を外した議論を聞いて
何とも歯がゆい思いをしている。
====
・
TPPは社会全体の仕組みを
アメリカ的な方向へと誘導する、
大変革になる可能性がある
・
それなのにTPPは、
農業問題だけが課題であるかのような
印象をマスコミは与えている
・
TPPでは国民皆保険制度に
言及しない方向が見えているが、
だからといって国民皆保険制度が、
必ずしも守られるわけではない
・
皆保険制度に手をつけず、
混合診療を認めると、
間接的に皆保険制度が脅かされるおそれがある
(このことはあまり議論になっていない。)
・
自由貿易、規制撤廃という言葉が
良いものであるかの印象を与えているが、
その本質、内容を良く検討しなければならない
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目先の経済、目先の金に心を奪われて、
日本の将来、日本社会のあり方などに対する、
想像力が欠如している。
ニセコの自宅はメインのストーブが故障し、
小さな補助用の暖房器で暖をとっている。
そのため室温があまり上がらないが、
これも一興か。
またテレビも故障し映らないが、
こんな日があっても良いだろう。
今日は、菩提寺に行き、
久しぶりに父母の霊前に手を合わせて来る。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・2・18 Seiji Ohsaka
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