徒然日記

3月21日 その2038『逢坂誠二の徒然日記』





今日は京都で仕事のため、

昨夜、京都入りしている。



昨日の東京は20度程度まで気温が上がった。



今日は一転して、全国的に気温が下がっている。



京都の朝も4度程度。



日中も9度位までしか上がらないという。



さらに函館は真冬日の予報だ。







1)トラックとネズミ

東京電力福島第一発電所で、

停電のため使用済核燃料プールの冷却が

できない状態が続いていたが、

何とか復旧し、ホッと安堵している。



だが、その原因や配電の実態を知り、

愕然としている。



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今回問題になった配電盤は、

屋外のトラックの荷台に、

仮設で設置されたものだという。



設置時期は、一昨年の事故直後だ。



一部、その様子をテレビ映像で見たが、

まさに仮設と呼ぶにふさわしい

急ごしらえのものに見える。



発電所全体の電力供給を担う重要部分が、

二年余り、放置されてきた印象を受ける。



重要部分に気が回らないほど、

現場は未だに混乱しているのだろう。



発電所の全貌を体系的に俯瞰し、

見通しをもった対処をしているのではなく、

場当たり的、

その場しのぎ状態が続いている証拠だと思う。



しかも今回、配電盤トラブルの原因は、

ネズミらしいというのだ。



何とも呆れるしかない、現状だ。







2)情報作戦

昨日、韓国の銀行と放送局のシステムが、

一気にダウンし、大混乱をした。



システムダウンで銀行機能が完全に麻痺、

放送局は何とか放送を流すことができたものの、

原稿は送れないし、

テロップを流すなどのこともできなかったようだ。



原因は、システムの中枢サーバーに対する

サイバー攻撃だと言う。



スパイ映画かと思われるようなことだが、

これが今の現実だ。



目に見える戦いではない、

国民に直接は見えない、裏の戦いに、

相当な対策が必要な時代に入っている。



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一方、米軍の核に関する情報が、

いわゆるハニートラップによって、

中国女性に流れていたという。



古典的な手法ではあるが、

こちらも情報作戦だ。



情報の重要性は、今も昔も変わってはいない。



しかし、情報管理と情報の奪い合い、

情報の錯乱と情報流通の阻害、

情報をとりまく環境は随分と変化している。







3)4月28日

安倍総理は、来る4月28日に、

主権回復の日の記念式典を行うらしい。



1952年のこの日、

前年9月8日に調印された

サンフランシスコ講和条約が発効した。



これによって、

日本の独立国としての主権が回復したのは事実だが、

この日以降、沖縄は

アメリカの信託統治下に置かれることになった。



4月28日は、

沖縄の皆さんにとっては「屈辱の日」なのだ。



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沖縄県の仲井真弘多知事は一昨日、

首相官邸で開いた政府の沖縄政策協議会で、

4月28日に政府が開催するという

「主権回復の日」記念式典に対する県民の反発を伝え、

式典出席に難色を示したと伝えられている。



「沖縄が切られ、主権回復どころか

 米軍の施政下に置かれ苦労した。

 基地問題はあそこからきている。

 われわれは考え方が違う」



仲井真知事は、安倍総理に直接、不満を伝えたようだ。



沖縄の皆さんにすれば、当然のことだと思う。



過日の沖縄訪問の際も、幾人かの方から、

総理が開催する記念式典に対する

大いなる不満、疑問を聞いた。



安倍総理は政策協議会で、



「沖縄に配慮した式典内容にする」



と仲井真知事に話したようだが、

知事は納得していないという。



当然のことだと思う。



式典の実施は見送って、

沖縄の基地問題をはじめ戦後の様々な課題を考え、

その解決を祈念する日にすべきと思う。







4)スターフルーツ

南国には、北海道ではお目にかかることのない、

作物、果物が随分と多い。



スターフルーツもその一つだ。



輪切りにすると星型になることから、

スターフルーツという名前になったのだと思う。



過日、沖縄訪問時、

南風原町商工会の大宜見洋文さんが、

このスターフルーツに関して色々と話をしてくれた。



スターフルーツを口にしたのは、

実は初めてだったが、

薄味でちょっと酸味がある、

割と存在感の薄い果物だと感じた。



旬の時期が限られ、

逆にその時期は、

値段が一気に下がるらしい。



そこで大宜見さんは、

旬の時期にたくさん採れるスターフルーツを加工し、

通年流通できるような商品化に取り組んでいる。



秘密もあるだろうから、

加工の詳細は書かないが、

商品化途中の幾つかのサンプルについて、

本当に熱心に話をして頂いた。



こうした取り組みが、

地域の元気につながって行くのだと思う。



大宜見さんに感謝。







5)N700A

昨日の京都移動では、

東海道を走る新幹線としては、

最新型となるN700Aを利用した。



N700Aは、この2月8日から営業運転をしている。



N700系も随分と完成された快適な車両だったが、

N700Aは、それをさらに進化させたものだ。



今後、このN700Aの編成が増えることになるが、

従来のN700系に対しても、

N700Aに採用された新しい技術を

反映させる改修を行うとのこと。



それらによって、

2016年度末には、JR東海の保有する新幹線の8割が、

N700Aになる見込みとのことだ。



北海道新幹線の話題も嬉しいし、

こうした新型車両の話も、ワクワク感がある。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・3・21 Seiji Ohsaka


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