徒然日記

4月2日 その2048『逢坂誠二の徒然日記』





都内はやや強めの雨が降っている。



夜明け前の気温は9度。



日中は14度程度になるようだが、

終日、冷たい雨になるようだ。



都内の桜は、昨日もまだ花をつけているが、

今日は、花散らしの雨の様相だ。



今日の夕刻には、

都内での用務を終え、帰函の予定だ。







1)ネット選挙運動

ネットによる選挙運動の解禁が、

現実のものとなる可能性が高くなっている。



今日午前の衆院特別委員会で審議に入る。



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私は、もっと早くネット運動解禁を行うべきだったと思っていたが、

遅ればせながらであっても解禁を歓迎したい。



しかし遅れたことによる弊害など、

様々なことが予想される。



今後、幾つかの論点を整理したいと思っている。



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リテラシー





発信力と経費・労力





誹謗中傷・なりすまし







2)論憲

先日来、立憲主義の基本を幾つか書いた。



私は、改憲の立場も護憲の立場も、

それだけを主張することを

あまり支持する気にはならない。



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日本の憲法は、その成立の過程、

その内容について様々な議論があることは理解する。



しかし戦後一貫して、日本を支え、

日本をかたちづくる根幹として機能してきた。



私は、そのことを高く評価したいと思う。



しかしこの日本の憲法といえども、

すり減ることのない不磨の大典ではない。



どんなに長く見ても、

今後100年間もこの状態で進むとは思われない。



いずれは時代の変化に応じて、

憲法を変える時期が来るのは明白だ。



護憲や改憲が目的であるないに関わらず、

いつかは憲法を変えなければならない日が来る。



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私は、日本の憲法を取り巻く状況の中で、

心配していることがある。



護憲、改憲の考えを明確に持つ方以外の

国民の憲法議論に対する免疫の低さだ。



いつかは今以上に活発になる憲法議論に対して、

国民の多くが丸腰状態であり、

ちょっと声の大きな大衆迎合的な論調が出ると、

それらに一気になびき兼ねない状況がある。



日ごろから、多様な憲法議論に対して、

議論のための足腰を強めておく必要があると私は思っている。



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護憲でも改憲でもないが、

そもそも憲法に関心が無い方





憲法に関心はあっても、

議論をすると護憲、改憲、

いずれかの色に染まることを恐れ、

議論そのものを避ける方



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今、私が大事だと思っているのは、

憲法についてどんな立場の方であれ、

その基本原理を知り、

憲法の内容を議論し、

憲法議論に対する免疫を高めることだ。



憲法議論に対して、

免疫力を高めどんな議論内容になろうとも、

立憲主義の原理原則に照らし、

他者に流されない、

そんな議論ができる環境をつくることが大切なのだ。







3)桜

昨日の都内は、「わたぬき」と呼ぶ4月1日相応しい、

春の日差しが降り注ぐ、暖かな一日だった。



3月16日に開花した桜は、

その後の低温も手伝って、まだ花びらをつけている。



昨日は、都内最終盤の桜を、

街の随所で見ることができ、

なんとも穏やかな気持ちになった。



昨日の気温の上昇で、

桜の散りゆく速度は、一気に上がるだろう。



うららかな春の日差しは桜を見るには最高の条件だが、

桜の命を縮める危うい条件にもなっている。



加えて今日の、花散らしの雨…、

楽しいことは長続きしないのだろう。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・4・2 Seiji Ohsaka


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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 昨日に続いてコメント投稿します。

    昨日、民主党の執行部が維新の会との参院選での選挙協力を断念する方針を決めたとの報道がありました。党としても遠心力が働き、離党者が出るという状況にある一方で、世論ではまだまだ維新の会に風が吹いている中ですが、この方針は民主党の立場をはっきりさせる意味ではよかったと思います。

    もちろん選挙区によっては結果的にまた自民党を利してしまうことはあるにせよ、綱領で現憲法に「占領憲法」とのレッテル貼りをした維新と歩調を合わせるなどは民主党には到底できないことだと思います。

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