徒然日記
4月9日 その2055『逢坂誠二の徒然日記』
今朝の都内は、
雲が多少あるが、明るい朝を迎えた。
朝の気温は9度程度、
日中は晴れ間が広がり暖かくなる。
予想最高気温は20度を超えるだろう。
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今日は都内で、
民主党政権の3年3ヶ月について、
シンクタンク研究者や
大学研究者などを懇談を予定している。
国民の皆さまからは、
信頼を得ることのできなかった3年3ヶ月であったが、
しっかりと検証することが大事だ。
1)第8総支部定期大会
6日、函館市内で
民主党第8総支部と
函館支部の定期大会を開催した。
大会には、来賓として、
徳永エリ参議院議員、
連合渡島の荒木会長にも出席いただいた。
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私から次のような話をしている。
・
昨年の衆院選及びその後、
民主党に対する厳しい声があった
・
真摯に反省せねばならない
・
しかし地域回りをしていると、
今になって民主党政権時の政策を評価する声もある
・
特に新政権になってからの政策を見て、
多くの方がその違いを感じている
・
反省は必要だが、前向きに取り組むことも必要
・
特に参院選挙で現政権勢力が大きな力を締めると
大変なことになり兼ねない
・
そのため特に、
TPP反対、原発ゼロ、憲法96条改正反対
を明確にして戦う
・
TPPは関税などの経済的規制と、
労働など社会的規制が一緒くたに議論され、
今後、国がどうなるのかが見えない
・
また北海道社会が壊滅状態となる恐れがある
・
新政権は、
総選挙時にTPP反対を標榜していたのに、
その舌の根も乾かぬうちに参加表明をし、
これは有権者に対する裏切りだ
・
TPPについては断固反対の姿勢を貫く
・
原発に関し我々は、
2030年代にゼロ、
長くても原子炉は40年しか使わない、
原発新設はしないとの方針を決めた
・
これに対し、総選挙中に、今の与党の皆さんからは、
そんな決めごとはまやかしであり、
特に大間は政治判断で止められるのと発言があった
・
しかし政権交代後、
原子力政策推進の色合いが濃くなっている
・
こうしたことも踏まえつつ、
原子力ゼロを明確に掲げて戦う
・
現在の安倍総理は、
立憲主義の基本を理解しているとは思われない
・
憲法96条は、
硬性憲法である日本国憲法の根幹の一つ
・
この改正を許してはならず断固反対する
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大会では、以上のような話をしている。
また出席代議員からは、
次のような意見質問が出た。
====
・
現在は、戦争にひた走り始めた昭和7年頃の状況に似ているが、
それらも念頭に、有権者に訴える必要がある
・
平和憲法、そして9条を守ることについて
・
政権担当時の様々な取り組みを振り返り、
有権者への説明が簡単ではなかったこと
・
TPP、原子力、憲法について、
支部の考え方と党本部の齟齬がないよう強く要望
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大会の最後には、
「TPP交渉参加反対決議」と
安倍政権の暴走を止めること
などを内容とするアピールを採択した。
色々と厳しい状況はあるが、
とにかく前向きに進まねばならない。
2)集団的自衛権
就任当初、安倍総理は、
集団的自衛権を容認すべきとの発言を
繰り返していた。
しかし決して平等とは言えない日米地位協定のもとで、
集団的自衛権を容認すれば、日本の自律、主権はどうなるのか。
軍事的には、日本は米国の
一地域と変わらない状況になってしまうのではないか。
日米地位協定は、そんなことも想起させる。
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ところで最近安倍総理は、
集団的自衛権を口にしないようだ。
その理由は二つか?
・
参院選挙前にことを荒立てたくない
・
日本が集団的自衛権を容認すれば、
中国などアジア諸国を刺激する可能性が高く、
このことを米国オバマ大統領が嫌った
真相は分からないが、
私はこの二つが理由かと感じている
3)貯水池
福島第一原発の汚染水処理が限界に達しているのは、
各種の報道からも読みとれる。
こんな中、処理水を貯留している貯水池から、
汚染水が地下に漏れだしていることが判明した。
この貯水池は、
地下に深さ数メートルの穴を掘り、
三重の遮水シートを施工する方式だ。
三層目の遮水シートは、
ベントナイトシートだという。
この構造を見て思い出した。
ニセコ町で、
一般廃棄物の最終処分場を検討している最中に、
こうした構造の処分場も見学した。
その処分場では、春の融雪水が多くなると、
遮水シートがズレ落ちて、
水が地下に浸透する恐れがあるらしい、
こうした専門家の指摘を受けて、その採用を見送った。
まさにそれと同じ、福島第一の場合は、急ごしらえのため、
それ以上に脆弱な構造だったのかもしれない。
私の過去の経験からすれば、
今回の漏水は、起きるべくして起きたように感ずる。
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また今回の低気圧による悪天候で、
放射性物質の海への拡散防止用に設置している
水中カーテン「シルトフェンス」の一部が切断したという。
これによって放射性物質が、外海へ拡散したおそれもある。
切れたシルトフェンスは6号機の取水口付近。
また、1〜4号機と5、6号機の間に
魚の移動防止用として設置した
物揚げ場付近のフェンスも切れたらしい。
汚染魚も外海へ出たのだろうか。
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原子力発電所は、一たび重篤事故が発生すれば、
手の施しようがないほど悲惨な状況になる
と多くの皆さんが指摘してきたが、
それがまさに現実のものとなっている。
4)サッチャーさん
英国のサッチャー元首相が、
8日、87歳で亡くなった。
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鉄の女などの異名のあるサッチャーさん、
1979年、東京で初開催された
先進国サミットに来日した際のことが忘れられない。
当時の日本の総理は大平正芳さん。
私は大学1年生で、
サッチャーさんの毅然とした雰囲気に驚いたものだ。
サミットの前に開催された北大際で、
我々のクラスは、サッチャーさんの顔を張りぼて制作した。
それを御神輿のように担いで、札幌市内を練り歩いた。
あまり政治に関心のない、当時の大学生にも、
サッチャーさんは強烈な印象を与えたのだろう。
懐かしい思い出だ。
合掌。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・4・9 Seiji Ohsaka
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