徒然日記

1月8日 その1268『逢坂誠二の徒然日記』



函館は薄い雲の広がる朝を迎えました。雲のあるぶん、寒さ
は和らいでいるようですが、それでも氷点下7度程度にはなっているようです。

1)函館市消防出初式
昨日の函館はこの冬一番の寒さでした。昨朝の最低気温は氷点下11度程度にも
なったとか。そんな寒さの中、午前10時から市民会館駐車場で、23年の消防
出初式が挙行されました。

分列行進、放水訓練、木遣り唄、梯子乗りなどが予定されていましたが、あまり
に寒く、開催は大丈夫なのかと心配しきりでした。

しかし、函館市長を先頭に会場に入ると、職員・団員・関係者の皆さんが、木遣
り唄の中、直立不動で我々を出迎えます。法被姿の町火消しの皆さんは、防寒衣
を着ることもなく、素足に草履の方もおります。皆さんの真摯な姿に触れ、私自
身の寒さも吹っ飛び、屋外の出初行事にすっかり心を奪われました。

分列行進は、消防職員、消防団員だけではなく、少年、婦人、事業者で構成する
それぞれの消防組織も加わっての大行進です。氷点下での梯子乗りは、通常より
も危険の伴うものでしたが、見事にやり遂げました。放水訓練も、消防隊員が凍
りつく水しぶきをかぶりながら、しっかりと実施しました。

消防は、常備消防だけでは、その役割りを十分に果たすことができません。非常
備消防の役割も極めて大切です。非常備消防の代表例が消防団ですが、函館の場
合、その消防団を支える少年、婦人、事業者の組織もしっかりしていることが、
昨日の出初式から理解できます。

極寒屋外での出初式に感動しつつ、室内に入ると、手がかじかんで感覚がありま
せん。耳には血液が回らず凍傷になりかねないほどです。頬も強張って、満足に
言葉を発することができません。こんな寒さの中で、長時間に渡り出初式に参加
した関係者の皆さんに、衷心から尊敬の気持ちが湧きあがるのを感じました。

屋内式典では、来賓として祝辞を述べさせて頂きました。この中で、私の感動の
気持ちを伝えるとともに、出初式の重要性、さらに緊急消防援助隊や国の予算に
も言及することができました。

数多くの感動と、函館市消防の力強さに安心を頂いた、極寒の出初式でした。

関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

2)総務省賀詞交歓会
昨日、総務省講堂で新年賀詞交歓会が行われました。私は、最終便で帰函するた
め30分のみの出席となりましたが、多くの皆さんと新年の挨拶をさせて頂きま
した。

その中で、ニセコ町長時代に大変お世話になったNTTのKさんと、数年ぶりの驚き
の再会をしました。以前と変わらぬ様子で、バリバリと仕事されている姿に触
れ、嬉しい賀詞交歓会となりました。

3)連合と医師会
昨夜、地元の連合と医師会の新年交礼会が開催されています。

連合の交礼会は、日程の都合上、最後の挨拶のみの出席となりましたが、政権に
対する率直な思いと、統一地方選挙に対する決意を話させて頂きました。

医師会では、現下の日本の課題の遠因に言及し、党派を超えた取り組みの重要性
を話しました。その後、参加されている関係者の皆さんと1時間程度懇談をさせ
て頂きました。政権に対する厳しい声が寄せられる一方、逢坂さんは応援してい
るよとの声も寄せられ、勇気づけられました。また医療崩壊の現実についても懇
談をさせて頂きました。とにかく少しでもできることを実践せねばなりません。

4)規制緩和というが…
政府の行政刷新会議が3月にも、規制に関する仕分けを行うと報じられていま
す。

この中で、薬のネット販売を認める方向と報じられています。

信じられません。

この問題は、これまでも何度も、議論し、解禁について、一定の効果は認めるも
のの、薬の安全性は本当に守られるのか、市中の薬局に衰退につながり最終的に
国民が不利益を被るのではないかなど、危惧されることも多いため慎重に対応す
べき問題とされてきたのです。薬は、消費者の求めに応じて購入が自由な単なる
一般の商品、販売物とは性格が違います。医師や薬剤師など、専門家の一定の関
与が必要な側面もあります。また必要なときに、即時に利用できる機会を、多く
確保することも重要なポイントです。

こんなことから我々が野党時代も、無制限の解禁には強く反対し、当時の政府与
党にも、そのことを強く働きかけてきました。ところが今回、こうした経過を
知ってか、知らずか、ネット販売解禁の方向のようです。

規制と言えば、何でも悪いものという先入観を持ちがちですが、必要な規制もあ
ることを知って頂きたい、そんな気持ちを強くしています。

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今日も、新年行事などが続きます。

昨年9月の改造菅内閣発足以降、以前に増して生活が不規則になりました。特に
10月の税制調査会の本格議論が始まって以降は、一日の日程が、早朝から夜遅
くまでギッシリと詰まって、私的な時間は殆ど確保できない状態が続きました。
このため運動はおろか、体調管理もままならない状態が続き、そのまま年末年始
に突入しました。その結果、体重が4キロ程度、増加しています。この状態から
脱却しなければなりませんが、今の日程状態を思うと、生活の立て直しには、も
うちょっと時間を要するようです。

明日、金星がマイナス4.4等と極めて明るい状態になります。夜明け前の東の
空に、水星(マイナス0.2等)と並んで見えるはずです。晴れていれば、そん
な姿を楽しめます。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2011・1・8 Seiji
Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. お疲れ様です。多忙な日程の中にも強い信念を感じ嬉しく思います。

    混迷の日本。

    一体何処に流れ着くのか?

    不安を通り過ぎ、ただ漂流をしております。

    長期的ビジョンが無いまま世論に媚を売り、その場しのぎの対応に腹が立ちます。

    徒然日記の一文に強く共感しました。
    五十年後に何を目指すのか。

    その日暮らしは庶民だけで沢山です。

    明確なビジョンに基づく政治を望みます。

    明日が見えない不安。

    何処まで我慢すれば明日が見えるのか。
    終りがある我慢は耐えられます。

    北海道の明確な道標として、また明るい日本の道標として頑張って下さい。
    突然のメール。
    乱文乱筆お許し下さい。

    宮下

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