徒然日記

1月17日 その1276『逢坂誠二の徒然日記』



今朝も都内は、極めてクリアに晴れ上がっています。夜明け
前の東の空は、ハッとするほどの美しさです。もちろんこんな天候は、典型的な
冬型であり、北日本の激しい天候の裏返しなのです。函館もニセコも、雪の予報
が出ています。

1)せたな町での新春の集い
本年は、8区管内13か所で「新春の集い」を予定しています。昨日は、その
3ヶ所目、せたな町で、福原賢孝道議と一緒の開催です。

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高橋町長、菅原議長、大関JA組合長をはじめ、多くの皆さんに参加頂きました。
政権に対して、厳しい声があるこの時期にも関わらず、一昨夜の北斗市同様、大
勢の方におこし頂き、来て下さった皆さんに心から感謝しております。

昨日の集いでは、後援会からの要請もあり、いつもより長く、30分程度の話を
させて頂きました。

内閣改造のこと、政権への批判と政権交代の意義、農業や郵政などの政策、こん
な内容です。懇親の場では、参加された多くの皆さんから、話が良く分かったな
どの評価を頂きました。テレビや新聞報道では、本当のことが分からないから、
今後もなるべく多く話を聞きたいとの要請もありました。

1年半前に政権交代が実現したとき、多くの皆様にお世話なりました。そのご支
援に対する感謝を忘れてはなりません。しかし今、政権に厳しい声があることの
ときに、「やっぱり逢坂頑張れ」と声をかけてくださる皆さんの温かい心に対
し、政権交代時をこえる格別の有り難さを感じます。

我々は、厳しい現実を承知の上で、政権のバトンを引き継いでいます。だから状
況が風当たりが強いのは、そもそも当然なのです。歯を食いしばって、日本の難
局を乗り越えねばなりません。

新春の集いでは、多くの皆様から、この歯を食いしばって乗り越えるための勇
気、力を頂いています。

本当に有り難うございます。

2)TPP
せたな町は、農業と水産を主産業とする町です。そのため当然、TPPについて厳
しい声が寄せられます。

昨日は、TPPについても話をしています。

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・日本は海外と孤立して存在することはできない
・日本は貿易によって国力を高めてきた
・今後とも自由貿易を模索することは必要

・しかし、一次産業への十分な配慮をせずにTPPに参加することはあり得ない
・またTPPで影響を受けるのは一次産業だけではない
・モノの行き来だけではなく保険や金融などのサービスや、弁護士などの士業を
含む人材も流動化する可能性がある
・したがってTPPへの参加は、一次産業と製造業などとの対立という、特定の分
野に矮小化された問題ではなく、日本社会全体を変質させる可能性のある問題

・TPP参加によって、日本社会がどう変化するのかの見通しを国民が共有し、ど
んな変化なら享受できるか、守るべきことは何か等を明確にする必要がある

・その上で、どんな対応をした上で、TPPに参加するのかを明確にすべき
・これがないままの拙速なTPP参加はあり得ない

・アメリカは、先住民の住む土地に、大陸外から多くの住民が移り住んで形成さ
れた国
・すなわち建国から今日まで、外とのやり取りによって国力を高めてきた国
・このアメリカが、人、モノ、サービスを含む多くの分野を自由化することは理
にかなっている

・こんな歴史的背景を持つアメリカと肩を並べる際、特に日本が何に留意しなけ
ればならないのか、よくよくしっかりと考えるべき

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TPPについて、こんな雰囲気の話をしています。

3)海炭市叙景
昨日の朝日新聞に、新たに発刊された、佐藤泰志さんの『海炭市叙景』文庫版の
書評が掲載されていました。

文庫本の編集者である小学館の村井康司さんの言葉が引用されています。

「執筆された20年前といえば、首都ではバブルを迎える一方で、地方では疲弊
が始まっていた。今の日本の状況において、この小説は古びるどころかますます
リアリティを増している気がします」

まさにその通りです。

日本の今の混迷の出発点は、いつも私が指摘するとおり、私たち世代が社会に出
た頃、今から25〜30年前にあります。あの頃に、日本の社会が変化すること
を鋭く嗅ぎ付けて、私たちには、大きな火の手が上がらないための、原因療法を
準備する必要があったのです。しかし現実は、目先の現象に場当たり的に対応す
るための対症療法的処方箋しか書くことができなかったのです。

海炭市叙景で、佐藤泰志さんは、社会の不吉な変化の兆しを読みとっています。
その不吉な兆しを見逃してしまったから、今の日本の混迷があるのです。日本を
立て直すためには、多くの人が見逃してしまった兆しを、改めて知る必要があり
ます。だからこそ、海炭市叙景は、今、必要な小説なのです。

ライターの瀧井朝世さんの書評は次の結末で終わります。

「全編に漂うのは絶望感ではない。人々は厳しい現実の中でも光を探そうとして
おり、己の人生を肯定しようとする様はたくましく、愛おしくもある。今この時
代にこの名作が復刊されたことは、非常に意義深い。」

海炭市叙景は、否定と絶望ではありません。そこから何かの光を模索する、そん
な雰囲気を感じ取ることができます。

その意味でも、今、必要な小説だと、私も強く感じます。

今日も、しっかりと前進します。
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   2011・1・17 Seiji
Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 逢坂さん、ご無沙汰しています。「海炭市叙景」実行委の西堀です。
    映画「海炭市叙景」、おかげさまで全国で上映され、好評です。映画の最後に延々と続くエンドロールに記された協力者の方々の名前。あれこそが地元の力ですし誇りです。お金や名誉だけじゃない、自分の足下をしっかりと照らそうとするたくさんの人たちの気持ちこそが、この街が誇るべき財産だと思います。
     ただ残念なのは、西尾市長を始め市役所の人たちが、もうひとつこの市民の力で出来上がった映画をアピールしていないことです。日頃から「市民のために、市民と手を取り合って」というならば、まさしくこのような下から盛り上がってきた地元の力をアピールしてほしいですね。どうしてもお役所は自分たちが所管したり、関わらないことに対しては冷たいです。でも、この停滞した状況を打ち破るのは、市民一人ひとりの自立した取り組みですし、行政はそれらを側面から支援してほしい。そんな文化行政であってほしいですよね。箱ものばかりの文化スポーツ行政ではなくて。文学館、旧図書館など、まだまだソフトと人材を含めて、やるべきことはありそうです。
     長くなりました。映画議連?での「海炭市叙景」上映も期待しています!
    映画の最後にも、厚い雲間からうっすらと日が差してきます。
    今の政治に失望はしています。でも絶望はしません。どんな時代でも希望はlきっと探し出せるのですから!

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