徒然日記
7月25日 その2162『逢坂誠二の徒然日記』
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都内は雲の多い、雨がちの朝を迎えた。
まるで梅雨の時期に逆戻りしたかのような天候だ。
朝の気温は24度、
日中は30度になる見込みだ。
本日、夕刻には帰函し、市内で会合がある。
また明日以降は、北海道でフル回転だ。
1)TPP
日本が、TPP交渉に正式に参加した。
しかし私には、この非民主的な交渉は、
どう逆立ちしても理解できない。
国の将来を左右する極めて重要な交渉だ。
その内容が公開されない中で交渉が進むのだ。
こんなことで本当に良いのかと、強く憤っている。
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また政府の皆さん、
自民党の皆さんは、
「守るべきものは守り、
攻めるべきものは攻める。
国益にかなう最善の結果を追求する」
との発言を繰り返している。
しかし何を守り、
何を攻めるのかには言及がない。
さらに国益とは何かについても、
これまで全く言及がない。
これでは、何も言っていないのと同様だ。
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特に国益に関しては、
国のあり方と密接不可分なことだ。
どんな国を目指すのかを語ることなく、
国益に言及することはし難い。
現政権は、国家の将来像について、
あまり語ることはない。
こんな状態の中で、TPP交渉は、極めて危うい。
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自民党の政策集には、
コメなどの重要5品目などを
「聖域」と位置付けて、
それが「確保できない場合は脱退も辞さない」
との記載がある。
ところがこの政策集は、
公約ではないというのだ。
この点からも、TPPに関しては、
何も言っていないに等しい。
TPP交渉は、何とも危うい状況の中で進む。
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憤懣やるかたないTPP交渉だが、
「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場で、
国民の暮らしが、そして地域が、
少しでも良くなる政策を磨き上げるしかない。
2)貿易収支
2013年1月から6月月までの上半期貿易収支は、
外国為替市場で円安が進んだことで、
輸入品の購入額が膨らんだことなどもあり、
4兆8438億円の赤字だった。
これは半年間の赤字額としては、
統計が比較できる昭和54年以降で最大の赤字幅だ。
同期の日本の輸出額は、
去年の同じ時期に比べて4.2%増え、
33兆9574億円。
輸入額は去年の同じ時期より9.2%増え、
38兆8012億円。
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ここしばらくの貿易収支を見る限り、
日本にとって輸出は重要なものだが、
それに頼る構造が崩れつつあることも明らかになっている。
3)がん保険
日本郵政とアフラックが、
がん保険事業で提携を強化する方針を固めたと報じられている。
アメリカ政府は、TPPの事前交渉で、
「国の後ろ盾がある日本郵政のがん保険参入は不公正だ」と指摘し、
日本政府もそれに従ったのが今年の春だ。
しかし今回は、
日本郵政独自開発のがん保険ではなく、
アフラックの保険販売は認めるというものだ。
アメリカ政府の指摘するとおり、
日本郵政のがん保険参入が不公正ならば、
アフラックの保険販売も不公正になる。
つまりアメリカ側は、
自分の利益に都合のよい立場を手に入れたことになる。
がん保険でアフラックの独占が進み、
消費者が多様な商品を選びにくくなる可能性も懸念される。
4)おおさか政治塾
今年もおおさか政治塾を開講する。
少人数で、政治、自治、
民主主義などについて話し合いたい。
どうぞふるってご参加頂きたい。
詳細は以下。
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href=”https://ohsaka.jp/article-7262.html”>https://ohsaka.jp/article-7262.html
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・7・25 Seiji Ohsaka
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皆様のコメントを受け付けております。
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お久しぶりです。Twitterのフォロワーの浩太郎です。TPPについては、私も反対です。まず、メッリットが具体的にされず、ただメッリットがあるとの言葉ばかりです。全く説得力がありません。
また、TPPの五品目についてですが、守れない状況にある事が判明致しました。これは山田正彦・元農相のブログ記事にも書かれています。
http://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-11573823069.html仮に守る事が出来たとしても安心出来ません。なぜなら、アメリカは過去に自由貿易協定の約束を反故にしているからです。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200612/2006121102.htm
メキシコは、アメリカに約束を反故にされ、主力農産物であるトウモロコシ産業を破壊されました。これによってメキシコの農業者が職を失いました。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200612/2006121102.htm
TPPの先行モデルである米韓FTAは、国内法より優先される内容である事が判明。多大なデメリットが生じている様です。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=19212とは言え、野党がTPP反対で一致団結しなければ、これを阻むことは困難であると言えます。最も危険な事は、自民党がアメリカとの関係悪化を恐れるあまり要求を鵜呑みにしてしまう事です。F35という欠陥兵器を断れない現状では心配です。
しかし、私には自民党がアメリカを恐れる意味が分かりません。内部で揉め、国が2つに割れるかも知れないという国相手に何を恐れる必要があるのでしょう。
http://beforeitsnews.com/economy/2012/11/40-states-secede-37-moving-toward-local-currencies-in-the-u-s-we-dont-trust-video-2462880.html (英文です。アメリカ50州のうち40州が連邦から脱退する動きを明らかにしてます。アメリカは連邦国家。それぞれが別の国。詳しくは英米法の専門家か専門書にて)
こんにちは。
まさにその通りですね。しかし、今の自民党の政治家にこのようなことを議論せよといっても無駄なことでしょう。その見識、能力、知見を持ち合わせているようには思えません。まさに、きわめて危うい。
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また政府の皆さん、
自民党の皆さんは、
「守るべきものは守り、
攻めるべきものは攻める。
国益にかなう最善の結果を追求する」
との発言を繰り返している。
しかし何を守り、
何を攻めるのかには言及がない。
さらに国益とは何かについても、
これまで全く言及がない。
これでは、何も言っていないのと同様だ。
====
特に国益に関しては、
国のあり方と密接不可分なことだ。
どんな国を目指すのかを語ることなく、
国益に言及することはし難い。
現政権は、国家の将来像について、
あまり語ることはない。
こんな状態の中で、TPP交渉は、極めて危うい。