徒然日記
8月4日 その2172『逢坂誠二の徒然日記』
今週は、少し時間を確保して、
胃と腸の検査を受ける。
別に調子が悪い訳ではないが、
忙しさを理由にここ数年、
定期検診をサボっていた。
そこで久々に検診を受けることとしたのだ。
今夕から、胃と腸の中を空にする取り組みが始まる。
1)そもそもおかしい
原子力規制委員会を中心にして、
原子力発電所をいかに安全に稼働させるかなど、
さまざまな対策が議論され、
その対策の適用が進められている。
しかし私は、こうした議論、対応に
どうしても真正面から立ち向かうことができない。
原子力発電所というプラントが、どんなに安全であろうとも、
そこから排出される使用済核燃料などの処理方法が決まっていないばかりか、
そもそも適切に処理できる見通しがない。
こんな中で、どんなにプラントの安全性を議論しても、
根本的な問題解決にはなっていない。
対応できない問題を先送りして、
今の時代だけよければ良いという、
極めて無責任な姿勢が透けて見えるのだ。
原子力発電から撤退するという大方針を決めた上で、
ある一定の条件のもとで
極めて限定的に稼働させる原発に対する安全性を議論するなら、
まだ多少は納得ができる。
しかし今の規制委員会の議論は、
安全性さえ確保できれば、
原子力発電所は将来ともに
問題のないものであるかのような誤解を国民に与えかねないし、
全ての原発を動かすことを前提としているように思われる。。
臭いものに蓋をして問題を先送りする、
今の対策は早急に見直すべきだ。
2)道南ナット節
昨日、八雲町内の福祉施設の夏祭りに参加した。
この施設の夏祭りには、
開設以降毎年、ご招待頂き、参加している。
昨朝は、雲の多い、気温の低い状態だったが、
昼前には青空が広がり、
夏の強い日差しの降り注ぐ天候となった。
肌をジリジリと焦がす強い太陽のもと、
ビールを酌み交わし、皆さんと懇談させて頂いた。
この夏祭りで私が毎年楽しみにしているのが、
子どもたちの民謡だ。
昨日も、ソーラン節、江差追分など、
聞き慣れた民謡が披露された。
特に昨日は、私の好きな道南ナット節が唄われた。
唄ったのは小学校低学年の女の子。
タイトルのイメージとは別に、
どこか哀愁をおびた、
ちょっと寂しさを感ずる道南ナット節に
何とも言えない味わい深さを感じている。
3)かっぽれ
昨日は、港まつり、
ワッショイ函館の二日目だった。
堀川町から北海道新聞社前まで、
踊りながらのパレードだ。
それに先だって、
江戸芸かっぽれの皆さんの
函館道場の10周年記念に出席した。
江戸芸がっぽれは、庶民的な誰でもが楽しめる踊りだ。
金田誠一先生、高橋亨道議、見付宗弥市議なども、
道場開設当初から応援している。
私の事務所でも、さまざま御縁を頂いて、応援させて頂いている。
この十年の間に、函館でも4人の指導者が育った。
昨日は、そのお披露目も行われている。
お祭りの踊りは、
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損」、
とのセリフがあるが、
残念ながら、昨日、私は踊ることはできなかった。
来年は、踊る阿呆になれればと思う。
4)集団的自衛権
集団的自衛権の容認に向けて、
法制局長官を交代させるなど、
安倍総理の強引な手法が目に余る。
民主主義は結果も大事だが、
過程が大切だ。
もしどうしても集団的自衛権を行使できる国にしたいのなら、
集団的自衛権とは何か、
なぜ行使可能にする必要があるのか、
そのために何が壁になっており、
その壁を取り除くためにはどんな対応をすべきなのか、
総理はこうしたことを丁寧に説明する必要がある。
こうした丁寧な過程を無視して、
とにかく結果だけ求めたいと言うなら、
それは民主的なやり方とは到底言えない。
選挙で大多数を占めることができれば、
何をやっても良いというものではないのだ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・8・4 Seiji Ohsaka
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