徒然日記
10月21日 その2251『逢坂誠二の徒然日記』
月曜の朝7時。
今日もミュンヘンの朝は真っ暗だ。
だがホテルの窓の外では、
道路工事だろうか、
作業が始まっている。
市民の朝の動きは早い。
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朝の最低気温は10度。
日中は20度、晴れ時々曇り、
今日も悪くない天候だ。
1)グロン村
昨日は、ミュンヘン中心部から
車で1時間弱のグロン村を訪問した。
農地と山林の中に集落が点在する、
人口4,500人の小さな自治体だ。
この村では、
8年前にエネルギーに関するNPOが発足した。
NPOの目的は、
自然エネルギーの活用と
省エネルギーの推進だ。
2020年までに、
グロン村で使う、
熱エネルギーと電気の全てを、
自然エネルギーで賄うことが大きな目標だと言う。
現在、もう既に、
熱エネルギーの60%、
電気の30%が、
自然エネルギーだという。
昨日は、NPOのキーパーソンから話を聞いた上、
中学校や、木質チップによる地域熱暖房ボイラーなど
を視察している。
明確な目標を掲げ、
紆余曲折はありながらも、
その目標に向かう過程は、
とにかく素晴らしいの一言に尽きる。
特に福島の事故以降、
脱原発意識が高まって、
取り組みが加速しているという。
詳細は、帰国後、
色々な場面で紹介したいと思うが、
多くの気付きを与えて頂いた。
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結論から言えば、グロン村の取り組みは、
北海道でも実現可能だ。
明確な目標を立てること、
強い意思を持つことによって、
北海道こそが実現できる、
そんな取り組みだと強く実感した。
今回参加のエネチェン支援塾の他のメンバーも、
きっと同様に感じたものと思う。
初日から大きな収穫のあった
グロン村訪問だった。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・10・21 Seiji Ohsaka
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