徒然日記
10月23日 その2253『逢坂誠二の徒然日記』
ウルムで朝を迎えた。
一昨日午前は、
ミュンヘン市内の「市民エネルギー協会BENG」を訪
問し、
市民による電力会社創設について話を聞かせて頂いた。
2時間半にも及ぶ話だったが、
あっと言う間に経過し、
午前だけではなく、
午後も話を聞きたいほど、興味深い話だった。
冒頭に、
メルケル政権のSPDとの連立可能性に対し、
エネルギー省ができるかもしれないと期待する発言があった。
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この日の午後は、ミュンヘンから300キロ以上離れた、
シュバルツバルト(黒い森)に、
9人乗りのレンタワゴン車で移動した。
目的地は、シェーナウ市だ。
シェーナウは、
人口2,500人程度の小さな自治体だが、
ここに市民が創設した
自然エネルギーだけを供給する電力会社がある。
今回の訪独の一つのハイライトだ。
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昨日、午前、早速、シェーナウ電力会社を訪問し、
この電力会社創設の原動力となった、
スラーデク夫妻の長男セバスチャン・スラーデクさんから、
3時間以上に渡って、電力会社設立の経過及び、
自然エネルギー利用の課題などについて話を聞いた。
この日も3時間が、
短く感じられる密度濃い内容の話を聞けた。
詳細は、いずれ報告したいが、
自然エネルギーの活用、さらに脱原発に関し、
北海道が極めて優位な立場にあることを再確認した。
さらに北海道で実現できることは、
最終的に日本全体でも、
実行可能なことであることに、
強い手ごたえを感じている。
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スラーデク氏からは、
「原発に反対する100個の十分な理由」のHPの紹介も頂いた。
http://100-gute-gruende.de/pdf/g100rs_jp.pdf
これは、シェーナウ電力会社が作成した、
原子力エネルギーの危険性を訴えた冊子の日本語訳だ。
原発の危険性や、
環境にもたらす害、
さらに利権などについて、
さまざまな切り口から解説している。
文末には、福島第一原発事故にも言及している。
スラーデク氏は、
日本の脱原発につながるよう、
多くの人に読んでほしいとのことだ。
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密度の濃い、ドイツ視察は今日も続く。
今日の夜は、また長距離の移動後、
再度、ミュンヘンに入る。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・10・23 Seiji Ohsaka
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