徒然日記
5月30日 その1405『逢坂誠二の徒然日記』
昨夜、函館から都内入りしています。
函館からの飛行機は、台風2号の影響で、
東京に近づくにつれ激しく揺れました。
羽田は強い雨でしたが、
今朝はその雨も上がり空一面に雲が広がっています。
今日は終日、曇りの予報が出ています。
今の気温は17度、
日中の予想最高は19度程度です。
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梅雨入りし、雨量が増えます。
この雨によって、
福島原発事故による放射能がどうなるのか、
極めて不確かな状態になる印象を持っています。
放射線量の測定を強化しなければなりません。
1)連合後援会総会
昨日、私の連合後援会の総会が、函館市内で開催され、
多くの方々に参加いただきました。
休日の正午からの開催にも関わらず多くの参加があり、
厚くお礼申しあげます。
後援会をはじめとする地元の皆さんの支えがなければ、
私が政治活動を続けることはできません。
後援会の皆さんの、ご支援には、
何度、頭を下げても下げ足りない気持ちです。
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昨日は、私が現在取り組んでいることや、
成果のあったことなどについて、報告させて頂きました。
各テーブルを回って色々な話を伺わせて頂きましたが、
まだまだコミュニケーションが不十分です。
震災以降取り組みが停滞していましたが、
今年の私の目標である対話をよりきめ細かく進めるため、
来週以降も、地元活動にも力を入れねばなりません。
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とにかく、とにかく、後援会の皆様に感謝、感謝。
その感謝の気持ちを忘れずに、
真っ直ぐに仕事に取り組まねばなりません。
2)忌避政策
ニセコ町長時代、「忌避政策」について、良く思いを巡らせていました。
忌避政策は私の造語です。
NIBY(ニンビー・Not In My Back Yard)という言葉があります。
これは自分の家の裏庭には造ってほしくない、
たとえば廃棄物処分場などを例とする迷惑施設のことを指し示す言葉です。
私のいう忌避政策は、このNIBYよりももっと概念が広く、
ハード的な施設に留まらずソフト的な制度改善や広く政策全般で、
一般的に国民が賛成しない、
国民にとって嫌がられる政策をイメージする言葉です。
国民は賛成し難いけど、地域や日本の将来のことを思うと、
リーダーの判断、さらに責任として実現しなければならない政策、
それが忌避政策です。
国民に迎合するような政策ばかりを行うことでは、
国や地域が良くなるものでありません。
ニセコ町長時代は、
常にこうしたことを頭に置きつつ仕事をしていました。
そのため、多くの皆さんから簡単に賛同が得られないなど、
随分と軋轢もありましたが、
私は、リーダーにはそうした姿勢が必要だと認識しています。
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国政の場に来て、この秋で6年目に入ります。
この間、国の政策立案の場面で、
この私の言うところの忌避政策のようなことを
強く意識する場面に出会うことが、あまりありません。
もちろん増税などの議論は忌避政策でしょうが、
それ以外の多くの場面では、
国民にとってどれほどプラスか、
喜ばれるかの議論が多い感じがします。
特に省庁ごとに縦割りの政策立案の中で、
その省庁の受け持つ分野だけに着目した利害の得失が議論の中心であり、
国家全体として、総合性のある政策判断が極めて少ない印象です。
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政治の役割の一つは決断です。
限られた資源、情報の中で、何かを捨てて、何かを選択する、
場合によっては国民にとって非情な決断をする場面を
避けて通ることはできません。
また将来の日本のことを思うと、
今は国民が否定的な政策であっても、
早めに導入し、将来に備える先見性ある判断をするのも
政治の役割です。
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国政の場に来て、ニセコ町長時代ほど、
忌避政策を意識する場面が少なくなったことに、
危機感を覚えています。
神経を研ぎ澄まさねばなりません。
さあ今日もしっかりと前進します。
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2011・5・30 Seiji
Ohsaka
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様々な考える問題がたあると思いますが、20日北電がプルサーマル発電で使用するMOX燃料体の製造に向けた検査申請を経済産業省に行った件は火急の事態であると思っています。
泊原子力発電所用輸入燃料体検査申請を認めないよう、原子力安全保安院に要請してください。