徒然日記

2月14日 その2367『逢坂誠二の徒然日記』





函館は今朝も雪は降っていない曇りだ。

気温は、氷点下6度位で、夜明けに向かって、
さらに1,2度下がる見込みだ。

今日も地元を走り回る。

1)新春の集い
本年、11か所目となる新春の集いを、
昨夜、福島町で開催させて頂いた。

佐藤町長さんをはじめ、
多くの皆さんに出席頂き、
本当に有り難く思う。

参加された方々からは、
力強い激励の声をたくさん寄せて頂いた。

また安倍政権に関する懸念を数多く聞いた。

麻生副総理の予算員会での態度が悪いとの声が、
多く出された。

皆さんは、国会を本当によく見ているものだと思う。

麻生さんの行いを反面教師としなければならない。

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議会OBの方の、
次の締めの挨拶が秀逸だった。

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安倍さんはウマどし生まれ。

馬の部下には、たくさんの鹿がいる。

しかも馬は人の話を聞かない。

李白は、そんな人に、馬耳東風と詩を贈ったが、
結局は馬の耳に念仏だった。

数の力に頼むものは、
数の力によっていずれ滅ぼされる。

逢坂さんは、数の力に頼らずに、
自分の信じた道を確実に歩いて欲しい。

そうすれば結果は、おのずと付いてくる。

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ユーモアと含蓄のある挨拶だった。

私に対して、
こんな挨拶をして頂けることを本当に嬉しく思う。

2)法人税
昨日の政府税調で、
法人税率の引き下げが議論され、
引き下げに賛成する意見が多かったようだ。

法人税の引き下げは、総理も強く主張している。

その引き下げの財源として、
所得増税や消費税なども上がったらしい。

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私は、法人税の引き下げには、
相当な違和感がある。

法人実効税率の低い国を足並みを揃えることによって、
企業の海外流出を防ぐことが目的と説明されるが、
法人税の引き下げで本当に、流出抑制につながるのだろうか。

企業は、地価や人件費、原材料調達のし易さなど、
さまざまな要素を総合的に判断して、
海外進出をしているものと思う。

法人税が下がって、
国内に留まると判断する企業は少ない印象がある。

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また担税力の観点からも、疑問に思う。

この10年あまり、個人所得が下がり、
法人所得が上がっている。

この点からすれば、
個人課税を軽減し、
法人課税を強化するのが筋だ。

その意味で、消費増税は心苦しい限りだ。

そんな中で、法人課税を引き下げることは、
的外れと感ずるのだが、政府税調や総理には、
そうした感覚はないのだろうか。

3)立憲主義
安倍総理の12日衆院予算委員会での答弁が
与党内でも問題となっているようだ。

安倍総理は、
集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更をめぐり

「(政府の)最高責任者は私だ。
 政府の答弁に私が責任を持って、
 その上で選挙で審判を受ける」

と述べた。

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集団的自衛権に限った発言とはいえ、
これは冷静さを欠いた発言と言わざるを得ない。

総理の判断で、解釈改憲が可能になり、
その是非を選挙で問うということになれば、
国民の自由や権利を守るため、
権力政府を縛る憲法の立憲主義の否定になる。

そもそも総理は、
憲法99条をどう理解しているのか。

憲法99条
天皇又は摂政及び
国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負う。

総理には、憲法を尊重し擁護する義務が課せられている。

したがって憲法改正には慎重姿勢を示すのが原則だろう。

しかし安倍総理は、積極的に改正に言及するばかりか、
解釈による事実上の改憲に言及した。

憲法を尊重し、擁護する義務に反するばかりか、
自らが憲法に縛られているという自覚が全くない。

選挙で審判を受ければそれで事足りると考えているのであれば、
一般の法改正と何ら変わりがなくなってしまう。

総理は、
国家運営の基本的仕組みを理解していない。

こんな総理のもとでは、
国家がどんなところに導かれるのか、
極めて不安な状態だ。

今日も朝のうちに街宣を行い、
地元活動に精を出す。

夜は、鹿部町で新春の集いが開催される。

今日も、しっかりと前進します。

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         2014・2・14
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