徒然日記

4月12日 その2424『逢坂誠二の徒然日記』





昨日も都内で対応すべき案件があり、
終日、都内で活動をした。

今日は、早朝の便で帰函し、
地元活動に没頭する。

今日の夜明け前の函館の気温は零度。

日中は10度程度になるとの予報が出ている。

1)砂川事件
安倍総理らが、
集団的自衛権の行使を容認するため、
1959年の最高裁による
砂川事件判決を根拠にする考えを
相次いで示しているが、どうも腑に落ちない。

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砂川事件判決の一部で、

「わが国がその存立を全うするために
 必要な自衛のための措置をとり得る」

とした。

つまり憲法9条の下でも自衛権は認められるとの見解だ。

この判決で、集団的自衛権については触れていない。

政府はこの判決後、
集団的自衛権に関する憲法解釈を
国会答弁などで積み重ね、
1981年に

「集団的自衛権は憲法上許されない」

との答弁書を閣議決定した。

砂川判決は個別的自衛権を認めたもので、
集団的自衛権は問題になっていない
との考えが一般的な学説だ。

ところが安倍総理は、
この半世紀あまりの経緯を無視して、
「判決には集団的自衛権も入っている」
と主張し始めている。

総理は憲法99条の
憲法尊重擁護義務を守らないばかりか、
過去の判決に対しても独自の解釈をして、
自分の考え方を押し通そうとしている。

これでは独裁者と呼ばれても仕方がないものと思う。

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ところで砂川事件は、新たな局面も迎えつつある。

当時の最高裁判所長官が、
この判決の直前に、裁判の内容について、
マッカーサー駐日大使と非公式に会談していたことが、
2011年に見つかった、アメリカの公文書によって判明したのだ。

この会談は、
裁判の評議内容を部外者に漏らすことを禁じた
裁判所法に違反する可能性があるのだ。

この件について、
この夏にも再審請求がなされる可能性があるが、
そうなれば、砂川判決自体が
「無効」となる可能性も否定できない。

総理は、こうした判決を盾にして、
集団的自衛権の行使容認を行おうとしているようだが、
そんなに必要と思うなら、
なぜ正攻法で進めようとしないのか理解できない。

2)エネルギー基本計画
昨日、政府は、
原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、
再稼働を進める方針を明記した
エネルギー基本計画を閣議決定した。

この内容は、自民党、公明党が
選挙で掲げた公約と違っている。

現政権は、将来の原発ゼロをも
放棄したと言って良いだろう。

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■エネルギー基本計画の骨子


原子力は運転コストが低く、
変動も少ない重要なベースロード電源


原子力規制委員会の規制基準に適合した原発は再稼働を進める


原発依存度は可能な限り低減させる。
安定供給などの観点から、確保する規模を見極める


高レベル放射性廃棄物は、
国が前面に立って最終処分に向けた取り組みを進める


核燃料サイクルは推進


「もんじゅ」は、廃棄物の減量や有害度の低減の
国際的な研究拠点と位置づける


再生可能エネルギーは、
2013年から3年程度、導入を最大限加速する

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核燃料サイクルは推進すると明記されたが、
これは大間原発を稼働させるということと同義だ。

原子力政策は、
与党が選挙で話したことと
全く違う方向に進んでいる。

3)豚流行性下痢(PED)
森町の養豚場で
豚流行性下痢の疑いのある豚が見つかったと、
昨日、道が発表した。

PEDは子豚が感染すると高い確率で死ぬという。

現在、病理学的検査を行っているというが、
結果は数日中に出る見込み。

この問題は、早速、地元首長さんや、
笹田道議とも連携して対応を開始している。

今日も、しっかりと前進します。

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        2014・4・12
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