徒然日記

7月30日 その2533『逢坂誠二の徒然日記』





黒松内での「後志元企会」、
帯広での講演、
占冠村での2日間の職員研修、
密度の濃い日程を移動をこなして、昨夕帰函した。

色々と思うことの多い、4日間だったが、
暑さもあって、ちょっとした疲労感がある。

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函館は雲があるが、
晴れ間の多い朝を迎えた。

朝の気温は既に20度近い。

日中は29度にも気温が上昇しそうだ。

熱中症対策をしっかりしなければならない。

1)光と影
渡辺淳一さんの初期の小説『光と影』を久々に読み返した。

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同じような経歴を持つ二人の軍人が、
ちょっとした運命の悪戯で、
その後の人生が、
かたや天国、かたや地獄と大きく変化する。

そんな光と影を描いた直木賞作品。

渡辺淳一さんといえば、
数多くの艶場を描くイメージが強いが、
この作品は、それとは全く違うものだ。

40数年ぶりに読み返したが、
初めて読んだときは
どんな感想を持ったのか覚えてはいない。

運命の悪戯を理不尽と感じたのだろうか。

どんなに運命の悪戯があろうとも、
与えられた環境の中で、精一杯の努力を尽くすこと。

そして運命の悪戯を乗り越える。

もちろん乗り越えられない悪戯もあろうかもしれないが、
どんな最悪の状況の中でも、光を探す。

これが大切なのだ。

今、読み返して、そんなことを思う。

2)選挙制度改革
衆院の選挙制度改革を検討する第三者機関
「衆議院選挙制度に関する調査会」の
メンバー15人が決まった。

メンバーは以下で、9月初旬に初会合を開くという。

荒木毅(富良野商工会議所会頭)
岩崎美紀子(筑波大教授)
大石真(京大教授)
大竹邦実(元衆院調査室長)
加藤淳子(東大教授)
萱野稔人(津田塾大教授)
小谷真生子(報道キャスター)
桜井敬子(学習院大教授)
佐々木毅(元東大総長)
佐藤祐文(横浜市議長)
曽根泰教(慶大教授)
並木泰宗(連合政治局長)
平井伸治(鳥取県知事)
堀籠幸男(元最高裁判事)
山田孝男(毎日新聞特別編集委員)

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この第三者機関は、
衆院議員が任期満了を迎える2016年までに
選挙制度関連の法改正ができるよう答申するという。

ならば、
改正後の選挙は、
次の次の衆院選から適用になるのだろうか。

メンバーを見るとある一定の議論はできる方々だとは思う。

しかし、選挙制度は、
日本の政治のあり様をどうすべきかという議論と直結するものだ。

有識者は有識者なりの政治のあり方の対する見識はあろうと思うが、
最終的にそれを決めるのは有識者ではない。

結局は政治家が、
その内容の適否はともかくとして、
その内容を決めることになる。

選挙制制度は、
第三者万能主義では決まらない。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・7・30
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