徒然日記
8月6日 その2540『逢坂誠二の徒然日記』
昨日は、江差から上ノ国、木古内、北斗を経由し、
集団的自衛権に反対する
民主党北海道のキャラバンに同行した。
途中、幾度か激しい雨に見舞われた。
背広ポケットに入れた名刺の束が、
グチョグチョになってしまうほどの雨だったが、
江差、上ノ国、木古内、北斗、
さらには函館駅前での街宣も無事に終えることができた。
痛感するのは、忘却だ。
集団的自衛権行使容認閣議決定から
時間が経過すればするほど、
このことに対する市民の反応が
弱くなっている印象を受ける。
福島第一原発も、特定秘密保護法も、
武器輸出解禁も、怖いのは忘却であり、
それが当たり前のことになってしまうことだ。
そして特定秘密保護法の施行によって、
それら不都合な決定の多くが、
国民に明らかにされない事態が想定される。
そうなれば、国民が忘れるどころか、
そもそも事実を知らされないことになる。
なんとも空恐ろしい姿が垣間見える。
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集団的自衛権問題は、立憲主義に反するかどうか、
すなわち憲法を改正しないで
できる問題ではないというのが出発点だ。
ところがいつのまにか、
その内容を議論する政策論にすり替えられている。
どんなに集団的自衛権のあり方を議論しようが、
それを法律で決定しようが、
そもそも現行憲法を改正せずに
そんなことができるのかという疑問には
何も答えていることにはならない。
この出発点を曖昧にしての、議論は、極めて危うい。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・8・6
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