徒然日記

8月9日 その2543『逢坂誠二の徒然日記』




函館は雲が多いが、明るめの朝を迎えた。

朝の気温は18度程度、
日中は26度程度になる見込みだ。

終日雨の見込みはない。

1)夏まつり
一昨夜、そして昨夜、
市内の幾つかの夏まつりにお邪魔した。

盆踊りの輪に参加したり、ビールを飲んだりと、
楽しいひと時を過ごさせて頂いた。

私のぎこちないロボットのような盆踊りを披露したが、
30分も踊っているとじっとりと汗が滲む。

夏の夜の醍醐味だ。

でももっとも有り難いのは、
皆さんと色々な話ができることだ。

地域や個人的な課題、
そして私への激励、
原発や集団的自衛権のことなど、
話の内容は多岐に渡る。

とにかくみんな話をしたくて、
ほとばしり出るように言葉が飛び出してくる。

こんな場面が多いことを本当に嬉しく思う。

2)交付税減額
地方交付税との文字を見ると、心臓への血流がドクンと増える。

自治の現場にいて、常に交付税の増減に翻弄された。

国のさじ加減ひとつで、自治体の政策が左右される。

交付税額の決定まで、
その額を的確に見通すことができない。

交付税依存度の高い自治の現場では、
見通しのある計画的な予算編成をすることができないのだ。

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この夏の交付税で、北海道内の市町村に激震が走った。

道内179市町村のうち171市町村で減額となった。

人口密度が低く、
高齢化率の高い地域などへの傾斜配分率が圧縮され、
過疎の町村ほど減額幅が大きくなった。

これは算定方法の変更による。

赤井川村では、15.7%も減額となった。

赤井川村を含め10%以上減額となったのは7町村だ。

こうした現実を目の当たりにして、
小泉政権時代の三位一体改革を思い出す。

あのときは本当に酷かった。

福祉、除雪、職員給など、一般財源確保のため、
多くの経費を削減する大騒ぎとなった。

交付税本来の姿は、
見通しのある安定的な真の一般財源の確保だ。

国の胸先三寸で、自治の現場を翻弄させてはならない。

2)心が痛い
未だに福島原発事故によって、
様々な影響を受けている皆さんや
地域のことを思うと心が痛い。

だからあまり言いたくはことだが、
福島県内の汚染土などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、
政府は、生活再建策などとして
総額3010億円の交付金を提示した。

これまで水面下で提示していた1500億円の倍額だ。

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本来はお金の問題ではないが、お金は重要だ。

しかし政府の姿勢を見ていると、
金さえ払えば何とかなるとの高飛車な対応に見える。

この財源は、復興予算だ。

その予算を、
あたかも自分がすべて自由になる金であるかのように
金額を提示する担当大臣の姿を見ていると
何か誤解されているのではないかと思う。

被災地に対して万全の対応をすることは必要なことだが、
その財源は自分のお金ではない。

もっと節度ある振る舞いが必要だ。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・8・9
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. (2)交付税減額~

     これには全く同感。交付税増額(補正率引き上げによる配分額増額という手法は交付税を新たに
    景気対策に利用しようとするものだった)には反対していたが、
    この「算定率の変更」による恣意的な自治体への配分額減額は到底容認できない。
     そもそも交付税は簡素化を進め、人口と面積を基準として算定するよう是正する方向性ではなかったのか(これに出生率を加味することは有りか)?交付税不交付団体を多くしようとする方向性でなかったのか?国に交付税算定の専門家をつくってどうするのか?
     専門家の議論をベースに戻してほしいものだ。

     あと、今の政府は難しい課題(問題)を抱えた地域に莫大な交付金をまいて事を進めようとしている。この手法もいただけない。
    (地方負担を考慮しない)巨額な補正予算も復活し、さらなる補正をほのめかしている。
     旧態依然としたやり方は、政権交代させないと治らないのか?

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