徒然日記

9月5日 その2570『逢坂誠二の徒然日記』(4267)




道内各地が雨。

今日、函館は秋のバル街の開催。

何とか雨が止んでほしいのだが…。

1)錦織選手
テニスの錦織圭選手が凄い。

全米オープン男子シングルスで、
日本勢96年ぶりのベスト4入りだ。

よもや、よもやというと、
失礼なのかもしれないが、快進撃だ。

準決勝は、6日(日本時間7日)だ。

対戦相手は、
世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。

絶対に頑張ってほしい。

2)地方創生
今回の内閣改造、相変わらずお友達内閣との批判がある。

私は、お友達であろうが、どうであろうがさほど気にはならない。

総理が、
自分の思う政策がキチンと実行できる組閣を行うことが重要であり、
その結果、お友達が多くなるのは、仕方の無いことだろう。

問題は、その「総理の思う政策」が、
真に国民に支持されているものなのかどうかであり、
その「総理の思う政策」実行のために、
適した陣容であるかどうかだろう。

安倍総理の思う政策は、
残念ながら国民の多くの支持を得ているとは言い難いし、
一見支持を得ていると思われる政策も圧倒的に説明不足だ。

経済政策にも陰りが出ている。

この時期、内閣改造はさて置くとしても、
安倍総理自身が安倍内閣の政策の総点検を行う必要があるのだと思う。

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今回の内閣改造の目玉の一つは、
地域創生だという。

結論から言えば、
地域自らが汗を流して考えず、
地域自らが責任と確信を持って実行しない地域政策は、
決して上手く進まない。

特に国が、
期限を区切って政策を募集し、
その政策に国の予算を充てるという従来型の方式では、
地方は必ずしも元気にならない。

こんな方式を全国に周知すると、
国の現場各省政策の寄せ集めになるばかりか、
地方の現場も、
企画や財政の担当者が慌てて予算を出すことに汲々として、
各部署からの寄せ集め事業を申請するのが現実だ。

さらに今回酷いのは、
出産適齢人口が激減するという
劇薬的なデーターを事前に振りまいていることだ。

このことによって、
地域の将来に熱意を失っている地域も少なくない。

こんな雰囲気の中で地域創生といっても、
前向きになれない地域も多く、
そんな地域は、国の思うがままの
リストラ的政策に翻弄される可能性もある。

地域づくりの胆は、どんな悪い条件であっても、
それを地域の特色として積極的にプラスにとらえ、
その特色を最大限生かすための知恵を自らが絞ることだ。

このことは平成の大合併を見ても良く分かる。

平成の大合併検討の切っ掛けの多くは
財政の厳しさだったはずだ。

ところが合併すれば、財政的な恩恵が受けられるという。

財政的な恩恵は、財政が窮乏する中では、時流に逆行する政策だ。

しかし多くの地域では、地域の将来像を十分に描くことなく、
この時流に逆行するおかしな恩恵に心奪われて、
合併の判断をした地域も少なくないだろう。

その結果、どうなっているのかは、
全国の地域を歩くと良く分かる。

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政府の振りまく、全国的なトレンドに振り回されてはいけない。

地域の姿を描くのは、自分たち自身だ。

政府には、その地域の自主性を最大限尊重する姿勢が必要だ。

政府が行うべきことは、
地方に何かをさせるのではなく、
地方が自ら何かを行うための条件を整えることだ。

そのためには時間がかかる。

一内閣に担当大臣を創設すれば、
問題が解決するほど地方創生は、単純なものではない。

安倍総理に、この機微が理解できているだろうか。

3)またまた
映画「そこのみにて光輝く」の呉美保監督が、
モントリオール国際映画祭で、最優秀監督賞を受賞した。

無茶苦茶嬉しいニュースだった。

これに引き続いて、またまた嬉しいニュースが飛び込んできた。

第87回米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表に、
「そこのみにて光輝く」が決まったのだ。

来年2月に受賞作が発表されるが、
「そこのみにて光輝く」は、
まだまだずっと我々に光を与えてくれる。

今夜はバル街。

私も街に繰り出して、
秋の函館の夜を楽しみたいと思う。

街ですれ違う皆さんと、楽しく交流したい。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・9・5
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