徒然日記

10月23日 その2618『逢坂誠二の徒然日記』(4313)




肩口の寒さで目が覚めた。

函館の朝、
気温が2度程度まで下がっている。

今日は二四節気の一つ、霜降だ。

1)公文書管理
先日、フランスの公文書館を訪問したが、
まったく偶然にも20日、NHKのクローズアップ現代で
公文書に関する特集を行っていた。

昨夜、録画でその番組を見た。

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公文書が民主主義の基盤の一つであること。
日本の公文書管理の現状が脆弱であること。

こんなことが分かり易く報じられていたが、
全体的な印象は踏み込みが甘い感じがする。

例えば冒頭の沖縄返還密約の説明は
圧倒的に不足している。

またフランスの公文書館と日本の仕組みの違いも
もっとクリアにすべきだろう。

番組内容に関する注文は多いが、
多くの方に見てもらいたい番組でもある。

NHKのHPに、その全容が掲載されているので、
多少手間だが、多くの皆さんにご覧頂きたい。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3567_all.html

2)35人学級
財務省が、
公立小学校の1年生で導入されている「 35人学級 」を見直し、
1学級40人体制に戻す方針を決めたようだ。

財務省の言い分は、
教育上の明確な効果が見られないといものだ。

財務省は、1校当たり12学級という
標準的な学級数を維持できない
公立小学校の統廃合も促すという。

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この傾向は、私が幹事長室にいた頃も、
財務省からは強く感じられたものだ。

しかしそれを強く押し留めていた。

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財務省の皆さんは、
本当に教育の現場を知っているのだろうか。

現在の学級の雰囲気は、
10年前、20年前のものとは大幅に違っている。

教員も家庭の状況も違う。

35人学級に加え、
どうすれば緻密で丁寧な対応が可能になるのかを
さらに考える必要がある。

人口減少時代の中で、
自治体の中心校であっても
財務省が標準的と考える
12学級の維持が難しいところも多い。

逆に今の教育に求められるのは、
画一さではなく、多様な受け皿の存在だ。

財務省の発想は、それとも逆行する。

もっと現場の実態に即した判断が必要だ。

今日は朝の街宣から活動開始だ。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・10・23
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

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    「この傾向は、私が幹事長室にいた頃も、
     財務省からは強く感じられたものだ。

     逆に今の教育に求められるのは、
     画一さではなく、多様な受け皿の存在だ。

     財務省の発想は、それとも逆行する。

     もっと現場の実態に即した判断が必要だ。」

    —————————
    全くその通りだと思います。

    国はその一方で、余裕のある家庭の子女が私学へと流れることを
    奨励とまではいかなくとも黙認し、結果的に推し進めている事態と
    なっており、ますます公立校は質量ともに教育の困難な時代に
    なっています。

    大都市であればそれもあり得ますが、地方の中小都市でも教師が
    近隣の比較的大きな都市の私学への進学を勧める傾向がある
    (友人の小学校教師に聞くと、どうやら何らかの誘導がある模様)
    ようで、熱心に後押ししており、将来地元に残る人材育育成に
    支障があるおではないか危惧しています。

    些細なことに見えて、その影響は決して小さくはないと思っています。

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