徒然日記
10月29日 その2674『逢坂誠二の徒然日記』(4319)
昨日は、道内各地から初雪の便りが届いた。
函館も横津岳が白くなり、初雪となった。
こんな昨日、札幌で仕事がある知人が多かった。
皆さん、それぞれ冬タイヤに交換して函館からの出発だ。
冬の足音が徐々に近づいている。
私も、今冬の街宣に向け、
防寒体制を強化しなければならない。
1)開き直り…
閣僚などの政治資金に様々な問題が噴出している。
こんな問題で、国会議論が中断するのは避けたい。
本来議論すべき、問題をガッチリと議論してもらいたいと思う。
しかしその一方で理不尽さも感じている。
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我々が与党時代、
たとえば外国人献金問題では、激しい攻撃に晒され、
幾人かが閣僚を辞任したのも事実だ。
今回は、その攻撃をした当事者達が、
辞任は必要ないかの対応をしている。
国会議論を止める必要はないが、
こんな開き直りには納得が行かない。
2)川内原発
九州の川内原発再稼働に、
立地自治体の薩摩川内市議会、薩摩川内市長が同意した。
報道での議論を見ていると、
十分な安全性議論をしたとは感じられない。
地元経済のため、とにかく急いで再稼働したい…、
そんな雰囲気の色濃い議論だったように思われる。
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この原発の再稼働に関し、
地元自治体の範囲がそもそも不明確だ。
鹿児島県知事、鹿児島県議会、
薩摩川内市長、薩摩川内市議会が、
地元自治体の範囲だと、鹿児島県知事は判断したようだ。
しかし一たび事故が発生すれば、
被害の範囲やその影響は、
もっと広範囲に広がるのは明白だ。
それを思うと同意すべき自治体の範囲をもっと広げる必要がある。
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そもそも政府は、いくら国会で質問しても、
地元自治体の範囲はどこであるかの判断をしない。
ここに問題がある。
政府は地元自治体の範囲に関する考え方を明示すべきだ。
政府の一般的考え方と、
地形や人口分布など地元の個別事情、
この双方と総合して、
同意すべき自治体の範囲を決める必要があろう。
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今回は、避難計画についても十分な説明もないという。
これで安全が確保できたとは言い難い。
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使用済み核燃料の最終的な取り扱いも決まらないし、
エネルギーの将来像も政府は決め切れていない。
こんな状態で、再稼働を急ぐのは、
3.11事故の教訓を蔑ろにするものだ。
足元の銭金に踊らされずに、
もっと地に足のついた、丁寧で冷静な議論を尽くすべきだ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・10・29
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