徒然日記

10月18日 その1545『逢坂誠二の徒然日記』



20日に召集される国会審議に先立つ準備のため、
IPUベルン会議出席の日程を変更し、
急遽、帰国することになりました。

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今日の会議で、
私の発言も予定されていたのですが残念です。

さらに歴史ある、美しい、
しかも環境に配慮したベルンの街に
もう少し滞在したかったのですが、
次回に譲ることにします。

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現在、スイスのチューリッヒから、
ルフトハンザで
ドイツのフランクフルト空港に入り、
成田便の乗り継ぎ待ちをしています。

フランクフルト空港に来るのも久々です。

フランクフルトといえば、
ザクセンハウゼン地区の
リンゴ酒(アップフェルヴァイン)は、
私の大のお気に入りです。

乗り継ぎ時間がもっとあれば、
軽く一杯と行きたいところですが、
残念ながら、今回はその時間はありません。

1)IPUベルン会議の様子
昨日は、午前9時から加盟国が一同に会し、
評議員会が開催されました。

前回会議の議事録の採択などの形式的案件に加えて、
女性や子どもの政治参加についての議論が行われました。

参加各国が次々と、
自国の状況についてスピーチを行います。

議論は途切れることなく1時間以上も続き、
最後は議長が仕切って、
後日また話すこととして次の議題に移ります。

興味を引くのは、
各国が「民主主義」という言葉を
多用することです。

今の民主主義の状態を大切にしながら、
さらにしっかりとした民主主義体制を築きあげるという
不断の、しかも強い姿勢が感じられます。

それは小さな国であれ、
必ずしも裕福ではない国においても同じです。

私たちには、
民主主義に正面から立ち向かう真剣さが欠如している、
そんな印象を持ちました。

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次の本会議冒頭は、
横路議長のスピーチです。

・大震災への支援に対する御礼
・復興の状況
・特に原子力発電所の現状

これらを内容とする約10分間のスピーチです。

スピーチは、英語、フランス語、
インドネシア語、韓国語、中国語などに同時通訳され、
日本の思いが多くの方々に伝わったものと思います。

また原子力発電所について、
使用済核燃料の処理方法が
決まっていないことが課題であるとの
問題提起もしています。

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また緊急課題提起のセッションでは、
予定にない案件が緊急に提起され、
会場には若干まごついた雰囲気が広がります。

問題提起国は、
3分間に限り許されたスピーチを行います。

その後、採決に入るのですが、
予定しない課題提起に各国には、
ちょっと困った雰囲気が漂います。

採決は、個別に国名が呼ばれて賛否を述べる方式のようです。

この採決には40分を要すると議長が告げます。

と、その直後に、
問題提起国から取り下げの意思が示され、
会場にはホッとした雰囲気が広がりました。

結局、その国は、緊急課題を提起することで、
演説をしたかったのものと思われます。

国際会議は、
実に臨機応変に色々なことがおきます。

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引き続き13時から、
横路議長が主催して
アフリカ諸国の皆さんとの昼食会が開かれました。
(参加各国は、独自にこうした取り組みを行っています。)

ホストは、私たちです。

ボツワナ、ナミビア、レソト、ルワンダ、ブルキナファソ、
ガーナ、エチオピア、マリ、ウガンダなど、
数多くの国から、予想以上の方々が出席しての開催です。

私も、フランス語、英語の通訳を従えて、
各国の皆さんと、意見交換をさせて頂きました。

次のIPU会議の開催国、ウガンダの皆さんからは、
強く訪問を求められました。

ブルキナファソ国会の副議長も熱心で、
名刺を切らした私にメールを出したいとのことで、
アドレスをお知らせしています。

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国によって、対応の積極さに濃淡はありましたが、
とにかく少しでも繋がりを持とうとする姿勢が強く、
その熱心さは脱帽ものでした。

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短期間のIPU会議でしたが、
数多くの出会いと、
数多くの気づきがあり、
貴重なものとなりました。

特に私の今年の目標の一つであった、
外交に力点を入れることの第一歩を踏み出せたのは、
極めて良かったと感じています。

次回IPU会議はもとより、
積極的にチャンスをつくりながら、
私の目線をさらに海外にも向けることとします。

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色々とお世話になった皆さんに、
心から感謝申し上げます。

さあ、今日もしっかりと前進します。
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   2011・10・18 Seiji
Ohsaka

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