徒然日記

10月17日 その1544『逢坂誠二の徒然日記』



16日は、朝からIPUベルン会議に出席しています。

ベルンの朝は、寒く気温は6度程度でした。
日の出は7時48分とのことで、
8時になってもまだ暗い感じのする朝ですが、
その分、夕方が明るく、一日が長く感じます。

1)IPU会議の様子
朝一番、アセアン+3会合に出席しました。

会議の流れを見ていると、
参加者の多くが、
何度も出席されている方のようであり。
提出議案も色々な駆け引きの中で、
検討されているフシを感じます。

日本の場合、毎年、出席国会議員を変えているため、
会議のレギュラーとして根付かない雰囲気を強く感じました。

この方式を改めねばなりません。

====

午前の2番目は、
アジア・太平洋グループの会合でした。

今年はIPUの議長選挙があるため、
候補者を立ているモロッコとインドネシアをはじめ、
ここでも色々な駆け引きが見えます。

会議でも、各国の参加者は、
結構ハッキリとものを言い
ハラハラする場面もありました。

しかし、これか国際会議なのだと思います。

====

規約変更の議論では、
英単語、一語一語について複数の意見が出され、
議論の末に議案が変化していきます。

まさに、その場での真剣勝負が行われます。

====

この会合で、IPU議長選挙、
二人の候補者から話を聞いています。

どちらの候補も自分を売り込むために必死の話をします。

日本では、あそこまで自分を、
良く売り込まないかもしれません。

最後には、相手陣営のビラに対する激しい非難もあり、
緊迫する雰囲気になりましたが、
そこは議長が上手に仕切って終えています。

====

私からは、会議の中で

・東日本大震災への御礼
・IPU会議の意義
・予算を効率化させる指摘

以上の3点を話しています。

====

上記会議終了後、
アジア太平洋会議議長の主催で、
昼食会が開催され、
私も1時間以上に渡って出席しました。

同じテーブルは、
オーストラリアのメンバーです。

・日本との貿易
・南極観測
・女性の社会進出
・水資源の管理

以上など、多岐にわたる話をさせて頂きました。

この積み重ねで、信頼関係を醸成し、
次につなげる、この取り組みしかありません。

そのほかシンガポール、タイ、カンボジアの
議員とも意見交換をしています。

====

夕刻には開会式が行われました。

パン・ギムン国連事務総長は、
世界全体が財政赤字である現状に鑑み、
これを「信頼の赤字」と言いかえて、
手をつなぎ連帯、連携して乗り越えることの重要さなど、
多岐にわたる話をしています。

ベルン市長の挨拶は、街の紹介です。
しかし、想像し難い型破りなもので、
会場全体がざわめくほどでした。

====

引き続き、
スイス議会主催レセプションが開催され、
会場はなんと連邦議会の建物です。

議会建物全体を使用したレセプションは、
日本では考えられないものです。

この場所で、
スイスのカルミ・レ大統領、
ドイツ議会議長、
オーストラリア議会議長らとも懇談をしています。

何とも贅沢な一夜となりました。

2)合併特例債
「平成の大合併」の合併特例債について、
発行期限を延長することとしています。

これは菅内閣時に方針を固め、
次期臨時国会に法案を提出することになっています。

現行の合併後10年を15年に、
東日本大震災の被災自治体は20年になる予定です。

3)秘密保全法案
内閣情報調査室が、
機密情報を流出させた
国家公務員への罰則を強化する「秘密保全法案」について
一般からの意見募集を始めています。

しかし、この法案に対する心配の声も寄せられており、
私も改めて内容をチェックしなければなりません。

今日もIPUベルン会議に出席します。

さあ、今日もしっかりと前進します。
=============
   2011・10・17 Seiji
Ohsaka

=============

マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/


  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です