徒然日記
6月3日 その2891 『逢坂誠二の徒然日記』(4535)
都内は雲の広がる朝を迎えた。
湿度が高めで、
気温も22度と朝にしていは高い。
ほどなく雨になるとの予報が出ている。
そろそろ梅雨入りしてもおかしくない時期だ。
1)法律家
昨夜、法律家7団体が主催する
「法律家は安保法制を許さない 6・2院内集会」
に参加し、挨拶をさせて頂いた。
法律の専門家が、
安倍総理の安保法制に反対しているのだ。
主な反対理由は以下だ。
====
・
立憲主義・民主主義に違反する手続き
・
歯止めのない集団的自衛権行使
・
米軍などに対し地球のどこでも戦争協力(後方支援)
・
PKO法の大幅改変〜テロとの戦争に日本が参戦も
・
平時から米軍等と「同盟軍」関係を構築・米軍等防護のため武器使用
====
法律の専門家の皆さんは、
以上のような問題点を指摘し、
今回の安保法案の即時廃案を求めている。
これほど多くの法律家団体が、
問題点を具体的に指摘して反対している。
専門家からこうした声があれば、
それが気になるのが通常だ。
だか総理には、
こうした専門家の声が聞こえないようだ。
何とも恐ろしいことだ。
2)事態
今回の安保関連法案には、
新しい事態が次々も盛り込まれた。
日本への危険度が高い順に、
・
武力攻撃発生事態
・
武力攻撃切迫事態
・
武力攻撃予測事態
・
存立危機事態
・
重要影響事態
・
国際平和共同対処事態などだ。
====
国会答弁を聞いていても、これらの違いが判然としない。
総理は「切れ目のない対応」と繰り返している。
ということはこれらの違いが
当然曖昧ということになるのだろう。
「切れ目のない対応」をするために、
それぞれの事態の区別が明確ではないため
「際限のない対応」になりかねない。
そして最も恐ろしいのは、
特定秘密保護法をたてにして、
判断基準を示さず
政府が恣意的に判断することだ。
そうなれば民主主義は機能不全に陥ってしまう。
これはイラク戦争など、歴史が証明している。
今日は満月だが、
それを愛でるのは難しそうな空模様だ。
今日も会議などがぎっしり詰まっている。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2015・6・3
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