徒然日記
8月15日 その2964 『逢坂誠二の徒然日記』(4608)
日本が無条件降伏を受け入れることを
国民に周知してから
70回目の8月15日を迎えた。
例年にも増して、
過去の戦争、さらに未来のことに対して、
緊張感、危機感のある8月15日を迎えた。
1)70年談話
昨日、安倍総理が
戦後70年にあたって談話を発表した。
今回は、これまでの総理談話をどう認識し、
安倍総理の独自性が
どう発揮されるのかに注目が集まった。
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「痛切な反省」、「お詫び」、「植民地支配」、「侵略」、
これらの文言は盛り込まれた。
「深い悔悟の念」、「断腸の念」も言葉としては含まれている。
しかし、談話全体に分かりやすさと、
決意が感じられない談話となったと感ずる。
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私が気になった点をいくつか紹介したい。
「事変、侵略、戦争。」と単語が並んだ。
しかし、その言葉は独立し、
たぶん総理の意図は一般論としての言及なのだろう。
日本の行為であるかどうかは曖昧な言いぶりだ。
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「お詫び」が間接的であることは、
テレビなどでも繰り返し指摘されている。
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次の言葉を評価する方も多いだろうと推測する。
「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争
には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、
謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
しかしこの言葉を冷静に読むと、いろいろと問題の多いものだと感ずる。
これがまかり通るなら、
国家の存在が極めて薄いものになるが、
それで本当に良いのだろうか。
この下りは、何を意味するのか、
今後、総理の考えを十分に聞かねばならない。
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談話の最後に「積極的平和主義」が乗っている。
この言葉は、極めて曖昧で、
主に安倍総理になってから流布したものだ。
国際的には、
単に戦争のない状態が平和と考える「消極的平和」に対して、
貧困・抑圧・差別などの構造的暴力がない状態を
平和と考えるものが「積極的平和」、
そう定義するほうが主流だという。
ところが20年ほど前の自民党の提言の中で、
日本流の積極的平和主義が登場した。
その提言の雰囲気は以下だという。
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「日本さえ平和であれば良い」という一国平和主義に加え、
「日本が軍事的活動を行わない事が国際平和に寄与する」とした考えを
「消極的平和主義」と位置づける。
これらを否定し、
日本国憲法前文の
「いづれの国家も、自国のことのみに専念して
他国を無視してはならない」になどの理念を前提に、
自衛隊海外派遣などの軍事的オプションを含む
国際支援があってこそ世界平和が近づくという考えが「積極的平和主義」。
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この積極的平和主義は、安倍総理になってから多用し、
国際的に通用していた概念とは違った定義を、
まさに積極的に世に知らしめることになった。
その言葉遣いに私は違和感があるが、
今回の談話は、その言葉で締めくくられている。
つまり従来の日本の平和に対する考えを転換することを、
改めて国際社会に対して宣言する内容になっている。
違憲であるとの指摘多い安保法制を現在議論しており、
多くの国民が反対している。
そんな中で、こんなことを国際社会に宣言するのは、
国民世論を無視したものだと思う。
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なぜこの談話をあえて安倍総理は発表したのだろうか。
安倍総理の本心はもっと別の内容にあったのではないか。
今それを発表すれば、さらに混乱する、反発が強まる、
そんなことに配慮して、
曖昧な分かり難い談話となったのかも知れない。
今回の談話の切れ味の悪さが、
将来に禍根を残すことにならなけば良いが、
と懸念する。
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書きたいことは多いが時間切れだ。
またいずれ言及したいと思う。
昨日は、長万部、熊石、八雲を回ったが、
やはり行く先々で、色んな話が出て、
予定の半分程度しか歩き回ることができなかった。
今日も管内の多くの地域を回る予定だ。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2015・8・15
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お休みになるところ、そうもできずに、走っておるようですが、体に十分に気を付けて頑張ってください。
総理の談話について
小学生でも、何を言おうとしているのか分からないと、言うことがわかる文言。これでは、やっぱり、総理の職を辞めてもらうよりしようがないでしょう。これを世界に発信して、他国の方達は、どう思うか。非常に無責任と感じるでしょう。
先人が、今まで言葉にしてきた大事な文言を、総理は、「他人が言ってきたことですが仕方なく認める」又、70年以降に誕生したものに「日本が犯して来た事の謝罪は、簡便してくれ」と言うのは、これまた、ガキの心ではないかと思います。
親子の関係でも子が何か悪いことをした時には、親の許しを頂いてもとに戻るものでしょう。そんな事もわからんのか。
もっと、成長してから政治家になってほしい。もう、無理でしょうが。
あの談話は、この私でも非常に「恥ずかしい談話」です。「親の教育、成長時の感性の欠如」「現在の彼を取り巻く方達の質の悪さ」を、如実に表しているやに思われます。
明日からの国会であの方の「教育?」をしっかりとして行ってほしいと思います。
本当に、世界に大変恥ずかしい「日本の代表」ですね。
頑張ってください。日本中の国民が、動き出しました。期待に応えてください。よろしくお願いいたします。