徒然日記

10月18日 その3028 『逢坂誠二の徒然日記』(4672)



昨夜、知人の個展(イラスト)の
オープニングセレモニーがあり都内入りしたが
今日は、朝のうちに、即、帰函し、
地元活動に専念する。

1)臨時国会
政府与党は、
秋の臨時国会を召集しない方針だという。

安倍総理の外交日程が立て込んでいることが
表向きの理由だが、
様々な懸案に対する議論を避け、
批判をかわしたいというのが本音ではないか。

様々な懸案とは何か。

違憲と指摘される安保法制、TPP、原発の再稼働、
マイナンバーや閣僚の不祥事、
経済対策(GDP600兆円、出生率1.8、介護離職ゼロなど)、
消費税引き上げと軽減税率、
新閣僚の所信とそれに対する質疑など、
とにかく議論すべき懸案事項は多い。

そのどれもこれもが政権にとっては
都合の悪いものばかりだ。

長い通常国会の中で、内閣の支持率が下がった。

その上さらに、臨時国会で追及されたら
さらに支持率への悪影響が懸念される。

だから少しほとぼりを冷まし、
年明けの補正から議論を開始したいとの
意図があるのではないか。

しかし今の日本は、さまざまな問題を
先送りできるほど余裕があるわけではない。

仮に年明けの通常国会から議論を開始したとしても、
3月までは、補正や新年度予算案の議論に時間を奪われて、
他の案件を議論するのは4月以降になってしまう。

臨時国会の召集を見送ることは、
様々な議論を来年の春以降に先送りすることになる。

こんな怠慢が許されていいはずがない。

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臨時国会が開催されなかったのは、
直近では平成17年だが、
この年は秋に総選挙後の特別国会を召集している。

昭和27年も同様だ。

昭和59年、昭和48年、昭和22年も
臨時国会がなかったが、
なんと通常国会を12月に召集している。

新憲法公布後の昭和22年に
第1回国会が開催されて以降、
臨時国会を召集しない年もあったが、
それらの年はいずれも特別国会や
12月に通常国会が召集されているのだ。

もし今年、臨時国会を召集せず、
年明けの通常国会まで待つとすれば、
今年は、一年に一度の国会しか開かれないという、
戦後初のことになる。

懸案事項が山積しているのに
こんなことが許されていいはずがない。

さあ今日も、確実に前進します。
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      2015・10・18
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