徒然日記

4月15日 その3522『逢坂誠二の徒然日記』(5219 )

函館は、雲の多い朝を迎えた。

弱い雨が降る可能性があるようだが、
夕方には晴れ間が広がるとの予報が出ている。

朝の気温は8度。

日中は14度になる見込みだ。

1)共謀罪法案

昨日、衆院法務委員会で、
金田大臣によって
共謀罪法案提案理由の説明が行われた。

いよいよ委員会審議の始まりとなるが、
急を要するのは性犯罪厳罰化法案であることは、
昨日の質疑でも述べさせて頂いた。

与党は、短時間で審議を終了したい雰囲気に見えるが、
日本の刑法の原則を大きく転換する法案であり、
相当に慎重な審議が必要だと考えている。

審議に関し、与党に対し次のことを要求しているが、
今日この時点で、全くのゼロ回答だ。

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ここまでの予算委員会や法務委員会等、一連の国会議論で明らかになった、「審議を深めるべきテーマ」ごとに、
イ)質疑、ロ)参考人質疑、ハ)参考人質疑を踏まえた質疑、を行って議論を深めること。「審議を深めるべきテーマ」の詳細については、法務委員会理事会、理事懇、及び筆頭間協議等で決めること。


法務委員会の審議のあり方については、法務大臣に加え、要求に応じて、外務大臣、国家公安委員長も出席し、議論を深めること。


審議入りの際の概括的質疑と、審議終盤の総括的質疑には、総理大臣も出席し、議論を深めること。

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昨日は、私から共謀罪法案に含まれる
「テロリズム集団」との文言に関し質問した。

金田法務大臣は、

「『テロリズム集団』は組織的犯罪集団の例示であり、
文言がある場合とない場合で
犯罪の成立範囲が異なることはない」と答弁。

今回の法案に関し、政府はテロ等準備罪であり、
テロ対策のためと強弁しているが、
法文上「テロ」の文言が
法案の本質に全くの無関係であることが
明らかになっている。

政府は、この法案をテロ等準備罪と言い続けていたが、
政府の当初案に「テロ集団」の文言はなかった。

その点に関し、事前の説明と違う等、
与党からの批判を受けた。

そこで政府は、
慌てて「テロ集団」との文言を追加して閣議決定をした。

しかし、単に例示として追加して
誤魔化そうとしたものであり、
その言葉があっても無くても、
法案には何の影響もないのだ。

こんな法案をテロ等準備罪と呼ぶのは、
政府の集団詐欺行為とも思われる。

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今後の審議のあり方について、
与党と確実に話し合った上で、
来週から十分かつ慎重な審議をしたいと思う。

当面は、共謀罪に没頭する日々となる。

さあ今日も、確実に前進します。

==  2017.4.15  ==

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