徒然日記

18年4月11日 その3883『逢坂誠二 の徒然日記』(5580)

朝目覚めて、朝刊に目を通す。

森友、加計、自衛隊日報、働き方改革など、
政府のこれまでの説明がことごとく崩れている。

日々真実が発覚し、その数があまりに多く、
何から言及すべきか、迷ってしまうほどだ。

国会答弁や文書の嘘など、議論の前提が崩壊している。

こうした状況を一刻早く修復しなければならない。

1)首相案件

今治の獣医学部新設をめぐり
愛媛県中村時広知事が、
昨日の記者会見で「職員が作成したメモ」
と認めた文書の全文は以下。

少し長いが、
あまりにも具体性があり生々しいので、
全文を紹介したい。

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報告・伺

獣医師養成系大学の設置に係る
内閣府藤原次長・柳瀬首相秘書官との
面談結果について

27.4.13
地域政策課

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1 

4/2(木)、
獣医師養成系大学の設置について、
県地域政策課長・今治市企画課長・加計学園事務局長らが
内閣府藤原次長及び柳瀬首相秘書官らと
それぞれ面談した結果は、次のとおり。

《藤原地方創生推進室次長の主な発言(内閣府)11:30》


要請の内容は総理官邸から聞いており、
県・今治市がこれまで構造改革特区申請をされてきたことも承知。


政府としてきちんと対応していかなければならないと考えており、
県・市・学園と国が知恵を出し合って進めていきたい。


そのため、これまでの事務的な構造改革特区とは異なり、
国家戦略特区の手法を使って突破口を開きたい。


国家戦略特区は、
自治体等から全国レベルの制度改革提案を受けて
国が地域を指定するものであるが、
風穴を開けた自治体が有利。
仮にその指定を受けられなくても
構造改革特区などの別の規制緩和により、
要望を実現可能。


今年度から構造改革特区と
国家戦略特区を一体的に取り扱うこととし、
年2回の募集を予定しており、
遅くとも5月の連休明けには1回目の募集を開始。


ついては、ポイントを絞ってインパクトのある形で、
2、3枚程度の提案書案を作成いただき、
早い段階で相談されたい。


提案内容は、獣医大学だけでいくか、
関連分野も含めるかは、県・市の判断によるが、
幅広い方が熱意を感じる。


獣医師会等と真っ向勝負にならないよう、
既存の獣医学部と異なる特徴、
例えば、公務員獣医師や産業獣医師の養成などの
カリキュラムの工夫や、養殖魚病対応に加え、
ペット獣医師を増やさないような卒後の見通しなども
しっかり書きこんでほしい。


かなりチャンスがあると思っていただいてよい。

・新潟市の国家戦略特区の獣医学部の現状は、
トーンが少し下がってきており、
具体性に欠けていると感じている。

====

《柳瀬首相秘書官の主な発言(総理官邸)15:00》


本件は、首相案件となっており、
内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受ける
という形で進めていただきたい。


国家戦略特区でいくか、
構造改革特区でいくかはテクニカルな問題であり、
要望が実現するのであればどちらでもいいと思う。
現在、国家戦略特区の方が勢いがある。


いずれにしても、自治体がやらされモードではなく、
死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件。


四国の獣医大学の空白地帯が解消されることは、
鳥インフル対策や公衆衛生獣医師確保の観点から、
農水省・厚労省も歓迎する方向。


文科省についても、
いい大学を作るのであれば反対しないはず。


獣医師会には、直接対決を避けるよう、
既存の獣医大学との差別化を図った特徴を出すことや
卒後の見通しなどを明らかにするとともに、
自治体等が熱意を見せて
仕方がないと思わせるようにするのがいい。


加計学園から、
先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、
下村文科大臣が加計学園は課題への
回答もなくけしからんといっている
との発言があったとのことであり、
その対応策について意見を求めたところ、
今後、策定する国家戦略特区の提案書と併せて
課題への取組状況を整理して、
文科省に説明するのがよいとの助言があった。

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2 
ついては、県としては、
今治市や加計学園と十分協議を行い、
内閣府とも相談しながら、
国家戦略特区の申請に向けた
準備を進めることとしたい。

また、これと併行して、
加計学園が想定する事業費や
地元自治体への支援要請額を見極めるとともに、
今治新都市への中核施設整備の経緯も踏まえながら、
経費負担のあり方について十分に検討を行うこととしたい。

==以上、全文終了==

愛媛県知事は、
この文書は職員が作成したものとし、
かつ内容も認める発言をしている。

政府の言い分と真っ向から対立するないようだ。

今日は、衆院予算委員会で、
総理入り集中審議が行われる。

そこでも当然、
この件が取り上げられることになる。

またこの報告文書に登場する、
柳瀬氏、藤原氏の証人喚問は必須となっている。

昨日から与党の予算筆頭理事に要求しているが、
それに対する明確な返答はない。

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加計問題に限らず、
数多くの政府の出鱈目な対応を

一刻も早くまともなものにしなければならない。

さあ今日もブレずに曲げずに、

確実に前進します。
==  2018.4.11  ==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 何時言っているがちゃんとした調査で逃げ道作りをされないようにして欲しい!敵失の大チャンスを無にしてはいけない!でも、問題が多すぎて絞れるのかな⁉野党が一致団結して同じ質問をしないように協力出来れば良いが期待してテレビ放送を見ます!

  2. いまだに今治市の行政側はこのメモを忠実に守って信じていると思います。
    しかし、事実を知っている市役所関係者は国会で嘘をつき通す安倍さんを見てどのように感じているのでしょうか?多分、ここまで追及されるとは思っていなかったと思います。腐った安倍政権の甘い汁にあずかれると単純に喜んでいたのでしょう。今治市の財政の支出のおかしさに気づいたのは村上さんという方です。黒川さんは目立っているけど村上さんの受け売りで奥さんは市議会議員で加計学園に賛成しているので、私としてはどうも胡散臭いのです。権力の周りには様々な思惑を持った人が集まりますね。
    私は逢坂先生や立憲民主党が立ち上がったことで政治に興味を持ちました。
    いまもそのスタンスは変わりません。嘘つき政権を倒す立憲革命を待ち望んでいます。
    今日の国会は安倍さんの明らかな嘘答弁が炸裂し、腹立たしく思いながら見ていました。それにしても、ここまで安倍政権の腐敗が集約した国会が中継され多くの国民の面前に明るみになったのは良いことだと思いました。まともな人は本当に呆れてしまうと思います。今日は本当にお疲れさまでした。ゆっくりおやすみになってください。

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