徒然日記

18年6月3日 その3936『逢坂誠二の徒然日記』(5633)

函館はスッキリとした朝を迎えた。

昨日は、函館、七飯などを回り、
夜は逢坂誠二塾を開催した。

今回も東京など各地から
多くの皆さんに参加者頂いた。

終了後は、恒例の酒話会で盛り上がった。

1)カジノ

カジノ法案の議論が始まった。

政府も与党も
例によって十分な議論もなく
この法案を早急に成立させたい意向だ。

お隣の韓国にカジノは17箇所ある。

韓国民が利用できる唯一のカジノが
カンウォン(江原)ランドという。

ここを訪問した江田憲司衆議院議員に
カンウォンランドの話を聞いた。

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カンウォンは山あいの街、
1980年代までは炭鉱で栄えた。

地域社会や雇用の維持のために、
この町にとってカジノ誘致は
「必要悪」だったという。

ピーク時15万人の人口が、今は3.8万人。

町には風俗店(マッサージ店)が立ち並び、
カジノですったお金を取り戻そうと質屋で借金、
その担保に供された車が路上に放置されている。

身ぐるみ剥がされた中毒症患者が野宿、
地域住民と諍いを起こす。

風紀や治安の乱れに、
小学校が隣の町に移転。

自殺率、たばこと酒の摂取率が韓国トップ。

カジノ場内で自殺した人も48人に上るらしい。

カンウォンランドの社長は、
最高検検事出身で国会議員も
つとめた著名な方で
パチンコを韓国で禁止した張本人だ。

このカジノに公的資金が半分以上入っているから
しっかり規制、取り締まる必要があると社長は言う。

一方、規制すればいい、
取り締まればいいといったレベルを超えた
大変な問題が起こるとも指摘。

政府も含めて、
我々がここにカジノを誘致したのは、
大都市からアプローチしにくい、
車で3時間以上かかるところに
必要悪として導入するという考えだった。

ところが現実には、
とんでもない状況になっているという。

だから日本での、
特に大都市での導入は、
止めるべきとの話だ。

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江田憲司議員からこんな話を聞いた。

カジノの導入は、見合わせるべきだと
改めて強く感じている。

さあ今日もぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.6.3==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. カジノを誘致するための前段階として内閣委員会で「ギャンブル依存症対策基本法案」が審議されていました。しかし、どれくらいの予算がつくかということも提示されず、依存症の会の参考人からは本気度が感じられないといわれていました。私もポーズだけだと感じました。また、精神科医の参考人が、イギリスの産業革命を例に出し、発展途上におこるリスクを回避することは難しいが最小限にとどめる努力は必要だと、医者のくせに患者の立場ではなく政府の立場を代弁しカジノありきの対策法案だという事が露呈されていました。
    カジノと産業革命を比較するのもおかしな話です。
    結果ありきでしゃべるとつじつまが合わない内容になっています。ここにも安倍化が蔓延していました。
    今日は逢坂先生の動画をライブで拝見できてテンションが高くなりました。逢坂先生のように頑張っている方にはがんばってと声をかけるのは失礼だと思っているのですが、最後に思わず「がんばって」とコメントを送ってしまい反省しています。「がんばって」は「応援しています。」という意味です。
    ちなみに、最近、私がよく聞くアルバムはボビー・コールドウェル「Evening Scandal」です。いい音楽は時間を超越していますね。
    それではおやすみなさいませ。

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