徒然日記

20年1月29日 その4541『逢坂誠二 の徒然日記』(6238)

昨日、衆院では補正予算が通過しました。

今回の補正予算に災害対応予算が含まれています。

本来昨年の臨時国会に提出すべきものであり、
今回の対応は遅すぎます。

災害対応の観点からは、
とにかく早く補正を
成立させるべきものと思います。
 
一方、補正予算全体を俯瞰すると、
さまざまな問題があり
補正予算全体としては反対しました。

今回の補正予算の編成目的について、

「台風19号など相次ぐ自然災害からの復旧・復興を加速するとともに、海外発の経済の下方リスクに対応するため」

としています。

実際に自然災害からの復旧と
復興の加速に関する経費は
約6,900億円にすぎず、
全体の15%程度です。
 
経済の下方リスクは、
海外発が要因のように言っていますが、
実際はアベノミクスの失敗による個人消費の落ち込みと、
消費税増税の影響が追い打ちをかけた側面があります。

こうした要因分析がまったく不十分です。

また今回も本来当初予算に計上すべき経費を
補正予算に計上しています。

これによって新年度予算を
少なく見せる手法が常態化しています。

補正予算にねじ込むことで
当初予算における国債発行額を少なく見せ、
予算の実際の姿をごまかすものであり、
健全な予算審議を阻害します。
 
特に今回の補正予算案には、
後年度負担の歳出化経費、
いわゆる兵器ローンに関する
多額の予算が計上されています。

これは当然当初予算として計上すべきものです。

また納期遅れなど問題が多い
米国からの対外有償軍事援助、
いわゆるFMS調達の支払い 1773億円など、
我が国の経済対策とは
およそ無関係な予算も含まれています。

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 今国会で議論すべき案件はたくさんあります。


新型肺炎対策


安倍内閣になって公文書の管理が
まったく出鱈目になってしまいました。
公文書管理を内閣から独立性の強い機関が行うなど
公文書管理のあり方の徹底議論


CMの総量規制をはじめとする国民投票法制


昨年の出生数は86.4万人ですが
人口減少対策を早急に講ずることが必須


温暖化対策・エネルギーシフト


経済対策


中東派遣


カジノ禁止法案


大学入試


税の再配分機能、累進性の回復


支え合いの社会


豊かさの分かち合い


責任ある充実した政府

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とにかく議論すべきことは山積です。

積極的に予算委員会を開いて、

丁々発止やるべきです。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2020.1.29===

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. チャーター便有料も少し驚いたけど、どこかに隔離するのはむずかしいことなのでしょうか。大至急政府に提案していただきたいです。バスツアーの運転手さんやガイドさんも
    罹患したそうですから、武漢から帰った方々をお宅に帰すのはいかがなものでしょう。

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