徒然日記

21年1月27日 その4905『逢坂誠二 の徒然日記』(6602)

昨夜、午後8時過ぎ、衆院本会議で、
総額19兆円余りの補正予算が通過しました。

今、必要なのはコロナ対策ですが、その予算は約4兆円のみ。
本来は当初予算に盛り込むべきものが
約15兆円も盛り込まれた補正とは言えない内容の予算です。

しかも今は緊急時です。

コロナ対策に十分な予算を計上している
と総理は胸を張りますが、
感染症対策、個人支援、事業支援、医療体制など、
いずれも不十分なのが現状です。

総理自身も昨日の予算委員会で、医療体制について、
「体制ができていないことは責任者として大変申し訳なく思う」
と謝罪の言葉を述べました。

しかしその一方、「医療に必要な予算は確保している」と強弁します。

予算を確保しているのに、
十分な医療体制が確立できないのはなぜなのでしょうか。

予算を投ずる政策のあり方が間違っている、総理の指示が悪いなど、
その要因を明らかにしなければ、予算を無駄に使うことになります。

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コロナワクチン接種に多くの国民の期待が高まっています。

一昨日、ワクチン接種に関し、政府から全国の市町村への
2回目の説明会が行われました。(オンラインです。)

それによれば、高齢者への接種は、
接種初日から 12週間で終了することを想定しているとのことです。

人口10万人、65歳以上人口が27,000人、
このような市を想定した資料を政府は提示しました。

12週間で2度の接種全てを終えるためには、
週に6,000人の接種体制の構築が必要になります。

1週間休みなく接種すれば、1日に857人の接種が必要です。

1日7時間接種すれば、
1時間当たり122人の接種が必要なことが分かります。

今日、川崎市でワクチン接種の訓練が行われます。

この訓練では、医師1名を含む接種チーム、
ひと組当たり1時間に30人の接種を想定して行われるようです。

政府が例示した10万人市の場合、1時間で30人接種ならば、
4つのチームが必要になると思われます。

特に1回目と2回目の接種が重なる4から6週間目には、
この4チームがほぼフルに稼働しなければ
ピークに対応できないことになります。

これは機械的計算ですから、現実はもっと複雑です。

*全ての高齢者が接種を希望するとは限らない
(しかし接種体制はフルに準備する必要がある)

*全ての希望者が9週間のうちに接種を希望するとは限らない
(つまり接種体制は9週間以後も維持する必要がある)

*ワクチンの供給量が充分ではないこともある
(接種希望者が来ても摂取できず、接種の予定が立たない)

*接種会場の三密を避けるための工夫が必要

こんなことをはじめ、
色々なことを想定しなければなりません。

自治体の現場の皆さんから、どう対応すべきか、
様々な声が寄せられていますが、
この点についても政府の対応が不確かです。

今日、政府からワクチン接種について話を聞きますが、
市町村の皆さん、医療現場の皆さんが困らないよう、
問題点などの克服に力を注ぎます。

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多くの皆さんも知っている方も多いと思いますが、
私は個人的にペーパレス化をどんどん実施しています。

新聞、書籍、資料、議事録など、
可能なものは、ほとんど電子化しています。

文書の作成は当然ですが、
メモ取りもタブレットを使っています。

予定表や事務所との連絡も当然、タブレットです。

委員会や本会議にも、多くの場合、資料を持たずに
タブレットだけを持参しての出席です。

IT化、デジタル化が声高に叫ばれる昨今、
これは当然のことなのだと思います。

ところが委員会室などでタブレットを使っていると、
遊んでいると批判をする方がおります。

このような批判を拡散している方の意図は分かりませんが、
タブレット利用が、即、遊びとは、いかにも古めかしい感覚で、
批判のための批判、呆れるしかありません。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.1.27===

  
  

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