徒然日記

21年6月17日 その5046『逢坂誠二 の徒然日記』(6743)

梅雨入りしましたが、例年と違う雰囲気です。

大気の状態が不安定で、局地的な豪雨や雷雨が発生しています。

予見し難い状況の中、常に災害への備えが必要です。

1)204国会閉会

昨日で204国会が閉会しました。

コロナ禍のもと、国民生活も事業も相当な困難を極めており、
個人への現金の追加給付、事業者への追加支援をはじめとする
30兆円規模の補正予算など追加コロナ対策は必須のことです。

しかし菅総理はこうした国民の生活を顧みることなく、
昨日で204国会を閉じてしまい、誠に残念でなりません。

国会開会中の平日は地元に戻ることができませんでしたが、
今後は感染に配慮しながら地元を歩き、
少しでも多くの皆さんの話を伺いたいと思います。

今後は地元活動のウエイトが高くなりますが、
一方、国会が閉会しても、当然、国会での活動も続きます。

秋までには総選挙があります。

多くの皆さんのご支援を得て、
必ず勝利できるようさらに精進重ねて参ります。

2)日本の科学技術危機対策議員連盟

昨日、超党派の
日本の科学技術危機対策議員連盟が発足し、
私も副幹事長に就任しました。

以前から指摘しているとおり科学技術だけではなく
日本の学術的地盤沈下は激しく、相当に憂慮すべき状況です。

少しでも底上げにつながるよう
この議連でも確実に活動して参ります。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2021.6.17===

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは、
    「日本の学術的地盤沈下は激しく、相当に憂慮すべき状況です。」
    この問題、ご存じの通り、大学法人化の誤りが主因ですが、
    そのほかに、自民党の教育再生実行会議など動きに見られるような、
    くるくると目まぐるしく文科行政を変えようとする、保守改革も
    副因の一つだろうと思います。

     そして、私見ですが、何よりも影響の多いこととして、
    私立中高一貫進学校の増加と、それと裏腹の関係ですが、
    地方の公立進学校の進学成果の衰退があげれるように思います。
     この30年、こうした高校の増加と反比例するように
    大学生の知的レベルの低下、そして研究論文数の減少、
    相対的に少なくなっているのではなく、絶対的に
    減少しています。その結果として科学技術の停滞が
    進んでいます。因果関係は分かりませんが、現象として
    関連していることはだれの目にも明らかです。
    一考すべきことかと思われます。
    ――――――――――――――――――――

  2. 「日本の学術的地盤沈下は激しく、相当に憂慮すべき状況」

    標題について以前に書いた小文をご参考までに以下にお送りいたします:

    G7各国の中で、日本の研究費と研究者数はいずれも第3位の規模であり、日本の規模を1とすると米・中・独・英が、研究費では2.7, 2.4, 0.6, 0.4、研究者数では2, 2.5, 0.6, 0.24となる(総務省2019年報告)。

    一方で、SCOPUSのデータ (1995-2017年)に基づくJST算出の被引用回数上位10%の論文シェアの推移を見ると、その間に日本のシェアが低下し、2015-17年の平均では、生命科学研究46領域の36領域の1-2位を米・中、残る10領域を独・英が分け合い、日本はがん研究で3位に顔を出すに留まり、遺伝学は7位である。

    特許出願数でも再生医療が2017年に2位から4位へ落ち込んだとされ (日経2020年)、新興のCRISPR関連特許出願数では、米国のMITやUCといった研究機関, 中国農業科学院、そして韓国の後塵を拝している (Nat Biotechnol, 2019)。

    今後、生命科学のV字回復はなるのか。近年、国際的な存在感を回復あるいは発揮し始めたスポーツ競技にヒントがある。その殆どが、10年、20年をかけて、小中高の各層で才能ある人材を発掘・選抜・育成するシステムを学外で充実させてきた競技である。…..

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