徒然日記

21年9月13日 その5134『逢坂誠二 の徒然日記』(6831)

今日は、党のコロナ本部会議のため上京しています。

1)私たちの考え方を整理する

昨日の朝日新聞のコラム「日曜に想う」から、以下、引用します。

タイトルは、「政治のサイクル刷新、問われる時」です。

==以下、引用==

ただこれは、菅政権の終わりを意味するだけではなかろう。

ほぼ9年間続いた政治のサイクルそのものが閉じ終わろうとしているのではないか。

2012年、民主党から政権を奪還し返り咲いた安倍自公連立政権は、
政策遂行の進め方をこう変えようとした。

(1)国家安全保障会議(NSC)や内閣人事局の創設などにより官邸主導を実現する
(2)憲法改正よりも危機対応と経済対策を優先し、特に雇用状況と株価の好転を重視する
(3 )集団的自衛権の行使容認や安保法制など解釈改憲による制度改革を先行し、その後改憲の機会を探る――。
(4)特定秘密保護法や安保法制など支持率を急落させる案件は、間隔を空け個別処理する
(5)株価と支持率が好転するのを待って解散を断行し「1強」体制の維持と政治状況のリセットを狙う――。

こう見てくれば、菅政権が安倍前政権からのサイクルに包含されることがわかるだろう。

総裁選から衆院選にかけて問われるのは、新たなサイクルの創出だ。

自民党のポスト菅も、古いサイクルの上書きでは済まされず、
目に見える刷新策の書き加えを迫られる。

政策論争を通じて自民党の反省と出直しの程度が、党員・党友だけでなく、
有権者の目にさらされるのだ。

首相交代だけで好転するほど、世間の目は甘くないに違いない。

立憲民主党など野党も同じだ。「コップの中の権力闘争だ」と総裁選を批判するより、
自らの対案と政権構想を差異化し訴えられる
またとない機会と思う方が有権者の利にかなう。

菅首相とポスト菅で衆院選の有利と不利が変わると思うのなら、
世間に足元を見透かされよう。

==以上、引用終了==

この指摘、全く同感です。

特に野党への指摘に強く頷きます。

今回の菅総理退陣表明後、マスコミから幾度となく、
「菅総理の交代によって野党が不利になると思いますか」
と質問されたのですが、私はそれは関係がないと答えています。

総理の退陣は、野党にとって有利不利ではなく、
野党の政策や考え方を披歴するチャンスだと思うのです。

私たちが何を考えているのか、それを特に明確にすべき時、それが今なのです。

夜には帰函です。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2021.9.13===

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