徒然日記

22年6月17日 その5411『逢坂誠二の徒然日記』(7108)

昨日の帰宅も遅く、さすがに今日は朝寝坊です。

疲労が溜まっていますが、
参院選の公示まであと5日、投票まで23日、
とにかく走り続けます。

1)高知
昨日は、高知県を訪問しました。

高知市内2ヶ所で、物価高と戦うキャンペーンを実施

連合高知の皆さん、高知市長、高知県知事と
それぞれ意見交換もさせて頂きました。

今日は、茨城、埼玉を訪問します。

2)国会
昨日、以下の各紙社説は、閉会した通常国会がテーマです。

道新:行政監視の強化が急務だ
毎日:ますます議場がかすんだ
朝日:言論の府 再生の道は遠く
読売:難題を掘り下げたとは言えぬ
東京:立法府の責務問わねば

タイトルを見ただけで、その内容が今国会に対する厳しい評価であることが分かります。

朝日に至っては、「再生の道は遠く」として、
国会が既に死んでいるかのような厳しいタイトルですが、
そう指摘されても仕方のないものだったと私も感じます。

反省しなければなりません。

長くなりますが、抜粋引用します。

==以下、道新抜粋引用==
立法府の弱体化は明白だ。
行政監視機能の立て直しに向け、国会改革を急がなくてはならない。

首相は閉会を受けた記者会見で、内閣感染症危機管理庁を創設すると表明。
この間の政府対応の検証と合わせて通常国会で組織のあり方を議論すべきだった。
防衛費も米大統領との会談で「相当な増額」を伝えたが、国会で財源を問われると「検討する」を連発し、説明しようとしなかった。

政府・与党ペースの審議を許した野党の責任は重い。
第1党の立憲民主党には野党を束ねる役割が求められる。
崩れた野党の協力関係は修復の兆しが見えない。
共産党とは安保政策で主張が異なるが、参院選を考えれば関係を断ち切るわけにもいかない。
一方、共産党との連携を否定する国民民主党とも手を結び直したい―。
そのはざまで軸足が定まらないまま終わったのが実態。
国会戦術では対決型から提案型へ転換を図ったというが、政府が取り入れた提案はほぼなかった。
しかも、防衛費の増額を泉健太代表ら党幹部が容認した。
だが、単に防衛費増額を訴えても、政府・与党との対立軸が見えなくなるだけではないか。
政権批判の受け皿としての野党の役割を再認識すべきだ。

==以下、毎日抜粋引用==
自民党内では激しい路線争いが展開された。
野党同士のいがみ合いも目立った。
その一方で、肝心の国会論戦はますますかすんだ。

岸田文雄首相の答弁からは熱意が伝わらなかった。
野党から「検討ばかりの『検討使』」「のれんに腕押し」と皮肉られた。

野党も足の引っ張り合いに終始し、国会で一致して政権と向き合わなかった。
国民民主党が「野党」を名乗りながら、当初予算に賛成したのは象徴的だ。
政策協議と称して与党と事前調整を重ねるが、国会審議を形骸化させかねない。
立憲は提案路線と対決路線のはざまで揺れ、野党第1党としての役割を果たせなかった。
首相は争点かわしに終始し、野党は対立軸を作れなかった。

==以下、朝日抜粋引用==
論戦は内実を欠き、行政監視機能の立て直しも、国民の信頼回復に向けた自浄能力の発揮もみられなかった。言論の府の再生の道のりは遠い。

具体性に乏しい首相の答弁が、論戦を空洞化させた。確かに首相は口調は丁寧で、一度決めた方針でも、異論が強ければ見直す柔軟さも発揮した。しかし、多用した「検討する」は、説明の先送りと同義。

「今国会中に結論を得る」という合意が「食言」に終わったのが、文通費の透明化である。一貫して後ろ向きだった与党だけでなく、国民への約束を果たせなかった点で、野党の責任も極めて重い。

野党とは何か。この問いが、鋭く突きつけられたのも、この国会の特徴だ。
 衆院選敗北の後、再出発した野党第1党の立憲民主党は、泉健太代表が「政策立案型政党」を掲げて臨んだ。ただ、追及路線との間で中途半端な印象は否めず、政権が進める政策の問題点を明らかにし、改善を迫る役割を果たせたとは言い難い。

国民民主は当初予算に賛成し、立憲が提出した岸田内閣の不信任案に反対した。もはや事実上の与党といっていい。

==以下、読売抜粋引用==
国際情勢や経済の先行きは 混沌としているが、与野党が難題を掘り下げて論じたとは言えない。
党首討論が一度も開催されなかったのも問題だ。
岸田内閣は高い内閣支持率を維持しているが、「経済無策」という批判も出ている。
野党は、現実的な政策を立案し、自公政権に対抗できる国家ビジョンを提示することが大切だ。

==以下、東京抜粋引用==
国会は立法府の責任を果たしたのか、政府の提案をそのまま成立させる追認機関に堕していないか。
与党が国会提出前の法案や予算案を審査する事前審査制度が国会審議を形骸化させていないか。
提案を重視した立憲民主党、予算に賛成した国民民主党も、政府与党に要求をのませるには至らなかった。政権を追及し、対決も辞さない姿勢を示さなければ、一顧だにされないのではないか。
選挙で勝利した政党の公約をそのまま実現するだけでは、国会の立法機能は空洞化する。与野党が活発に議論し、政策を磨き上げることが国民の負託に応える道だ。その責務を忘れてはなるまい。
==以上、引用終了==

通常国会を終えて、国会のあり方、野党のあり方が厳しく問われています。

厳しく追求する野党がなければ、国会の存在意義はありません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.6.17===

逢坂誠二の公式LINEからご意見をお寄せ頂く場合は以下から登録をお願いします。
lin.ee/DCyVX7R

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 各紙の指摘、当たってますね。結局、立憲は、提案と批判の間で迷い、国民民主への未練と共産への警戒感との間で逡巡している内に、自らの存在感を示せずに、国会も終わってしまったというところでしょうか。最後に、内閣不信任案を提出して意地をみせたのでしょうが、空振りに終わり、れいわからは茶番だと冷水を浴びせられました。
    参院選で厳しいお灸をすえられるのでしょうが、自公政権が大勝でもすれば、その後の選挙なしの3年間が怖いです。自民党内では、岸田首相の役割は終わったと岸田下ろしが始まり、改憲派が大手を振るい、声高に国家主義を唱えるでしょう。野党はといえば、野党間での主導権争いに勢力を費やすのですか。
    立憲には、せめて内部での抗争に目が向かうことなく、現政権を倒す目標をしっかり見据えて、戦闘力を高めてほしいと、強く願います。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です