徒然日記

22年7月3日 その5427『逢坂誠二の徒然日記』(7124)

昨日は、神奈川のてらさき雄介、水野もとこ、両候補の応援の後、
愛媛に移動し、たかみちか候補と街頭演説を行いました。

今日は、黒田すすむ候補(岡山)、村上たいじろう候補(鳥取島根)の応援に入ります。

松山から岡山入りすればよかったのですが、都内で用務があり、
昨夜、東京に戻り、改めて岡山に向かいます。

夜明け前の都内、雲が多めですが明るい朝です。

朝の気温は26度低度で、昨夜も熱帯夜だったようです。

日中は32度程度で、猛暑日にはならない見込みです。

1)民主主義の否定

「政治に関心持たず生きていける国は良い国です(自民党 麻生太郎氏)」

こんなタイトルの記事が1日夜、朝日新聞の HPに掲載されました。

記事の全文は以下です。

==以下、引用==
昭和30年11 月、自由党と民主党が合併してできたのが自由民主党。

それ以来ずっと我々は安全保障や防衛の問題をやってきた。
普通の生活をしている時に、安全保障や防衛を考える機会はあまりない。
それは良いことなんですよ。

したり顔で、「(安全保障について)考えない方が悪い」という人がよくいるが、それは世の中が分かっていない。

今、アフガニスタンやシリアやイラクに生まれたとしたら、間違いなく安全保障について考える。いきなり地雷が爆発するようなところに住んでりゃ。

みなさん方はそういうことに関係のない国、日本に生まれた。
だから考えなくて良いというのは良いことなんですよ。

「政治に関心がないのはけしからん」とえらそうに言う人もいる。

しかし政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国です。

考えなきゃ生きていけない国のほうがよほど問題なんだ。
(三重県桑名市内での講演で)
==以上、引用終了==

この発言を当然だ、とか良い発言だ、安全保障の問題をキチンとやっているとか、
政治が機能しているなど、前向きに受け止める方が少なくないようです。

本当にそうなのでしょうか。

これは政治家が絶対に発言してはいけないことだと私は考えています。

主権者が政治に関心を持たない国が良い国だと言うならば、
極論すれば有権者が政治に関心を持たず投票率が低い方が良い国だとなりかねません。

そんな国が本当に良い国でしょうか。

民主主義の主権者は、国民ひとり一人です。

その主権者が政治のことを考えるのが民主主義の原動力です。

国民の皆さん自らが、
「いつも政治のことを考えなくても安心して暮らせるから良い国だ」
と発言することは当然あると思います。

政治家が、主権者の皆さんが、安全保障に限らず、
政治にまつわるあらゆることについて四六時中、
考えなくても暮らせるような社会にすることも大切なことです。

しかし政治に完璧はありませんし、
多様な意見を汲み上げるのが民主的な政治の役割でもあります。

政治家の判断は、唯一無二の絶対的なものではありません。

国民の声に耳を傾け、何が「より良いのか」を
常に考え続ける謙虚さが政治家には必要です。

この謙虚さを失った段階で政治が多様性や柔軟性を失ってしまいます。

結局それは、特定の判断や価値観を国民に押し付ける
強権的な政治になってしまうのです。

これは極めて危ういことです。

記事を読む限り麻生さんの発言には謙虚のかけらもありませんし、
少なくとも政治家自らが、
国民が政治に関心のない状態を良いと言うべきではありません。

2000年6月の総選挙の最中に森喜朗元総理が
「(選挙に関心のない有権者は)寝てしまってくれればいい」
と発言し大問題になったことがありました。

今回の発言はそれに匹敵する、あるいはそれ以上に問題のある発言だと私は感じます。

ただし森発言の時のように、
マスコミも国民も敏感に反応しない今の状態に危機感を覚えます。

「由らしむべし知らしむべからず」

この言葉、今は、2つの意味で使われる場面が多いようです。

その1:
民衆は為政者に従わせればよく、施政の詳細を説明する必要はない

その2:
民衆は法によって従わせることはできるが、その道理を理解させることは難しい

麻生さんの発言の背景には「由らしむべし知らしむべからず 」
の思いがあるのかもしれません。

政治家には政策立案や実施、また立法に当たっては説明責任が伴います。

同時に国民の声を聞き常に自分の判断をチェックする姿勢が必要です。

主権者は国民なのですから。

私は、森さんや麻生さんの発言の裏には、
国民はあまりうるさいことを言わずに投票率が低い方が良い、
そんな真意が隠れているように思います。

安倍内閣では公文書が勝手に廃棄され、書き換えられました。

加えて国会で嘘の答弁を、判明しているだけで100回も行っています。

統計の不正も頻発しております。

ところが菅内閣も岸田内閣も、この安倍内閣の蛮行を正そうとはしておりません。

それに加えて今回の麻生さんの発言です。

この10年あまり終始一貫しているのは、正しい情報を出さないと言うことです。

民主主義の原動力は情報です。

主権者に対して、適時適切に情報を提供することが必要です。

そのことによって主権者である国民が問題意識を持ち、様々なことを考え判断するのです。

確実な情報提供がなければ民主主義は機能しません。

ところがこの10年間の内閣は、なるべく情報を出さずに、時には情報を歪めて、
主権者がものを考えない状況を作ろうとしているとしか思われません。

そんなことを思うと麻生さんも、自民党政権も
明示的に望んでいないにせよ、
無意識のうちに愚民政策を望んでいるように見えます。

愚民政策:
為政者が民衆を無知・無教養の状態におしとどめ、その批判力を奪い、支配体制の維持を図ろうとする政策

こんな国に絶対してはなりません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.7.3===

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    選挙戦、お疲れ様です。体調に気をお付けください。

    麻生氏、相変わらず減らず口を叩いていますね。
    思うに、麻生氏の発想の大元とは、自分たち自民党は日本の
    支配者であり、国民はそれに奉仕する存在であれば良いと言う
    ところにあるようです。

    こういう発想で自然と出るところなどは、正に、
    自民党の国会議員が特権化している結果でしょうね。
    国民の任期付き代理人であることの理解が微塵も
    出来ていないという事でしょう。

    それもこれも、自民党が60年程の長きに渡って
    政権を持ち続けてきた結果ですね。日本が変わる
    ためには、やはりそこを代えねばらないと再認識する
    ことを促す切っ掛けとなる発言だと捉えています。
    少なくとも、没落途上国ニッポンには相応しくない
    政治家であり、政権です。

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