徒然日記

22年8月8日 その5463『逢坂誠二の徒然日記』(7160)

昨夕、函館から札幌入りし会合に出席後、最終便で上京しました。

そのため今日は若干の寝不足です。

夜明け前の都内、薄雲が広がっていますが、明るい朝です。

気温は既に26度、日中は34度との予報です。

1)平野啓一さん
昨日の北海道新聞電子版に掲載の
作家「平野啓一」郎さんのインタビュー記事、
ちょっと気になりましたので、抜粋引用します。

聞き手はいつもお世話なっている編集委員の関口裕士さんです。

==以下、抜粋引用==

 ―元首相が殺された今回の事件をどう受け止めましたか。

個人的な恨みによる犯行だったとは単純に片付けられない。
結果的に政治テロの側面があったと思います。

何度も被害が訴えられているような団体が今に至るまで日本で自由に活動し、
選挙を手助けして政治家と結びつくことで、規制を逃れている。

そんな政治構造に対して打撃を与えるテロになりました。

図らずも日本社会の矛盾や政治の不作為を事件があらわにしたと言えます。

 ―政治家が宗教に近づくのは良くないことなのでしょうか。

政治家が宗教団体と関係を持つことは必ずしも悪いとは言えません。
しかし統一教会の場合、法に触れる犯罪を行ってきた集団だという点が問題です。

身元を隠して布教活動を行い、洗脳し、法外な額の献金を強要する。
1千億円規模の被害が出ているような団体と政治家がつながっていることが問題なのです。

芸能人が暴力団のパーティーに行ったら一発退場となるのに
政治家はおとがめなしでは社会の倫理が壊れてしまう。

でも、権力の中枢にいる政治家が統一教会と深い関係を持っていたから、
これまで触れられない問題になっていました。

 -生前の安倍元首相の政治姿勢について、痛烈に批判しています。<数の力さえあれば、少数者の意見など聞きもせず、自分たちのやりたいように進める。また、自分たちにとって都合の悪いものは隠蔽(いんぺい)し、公文書を改ざんまでしてしまう。国会でも首相自らが散々ウソを吐いて、議員辞職もしない>と。安倍政治への評価は今も変わらないですか。

変わりません。

彼の政治を全て否定するつもりはありませんが、
壊してしまったもののほうがはるかに大きい。

問題が起きても責任を取らない。

彼によって責任は『取る』ものでなく『痛感する』ものに変わりました。

メディアに圧力をかけて萎縮させ、近しい人たちに便宜を図った。

公文書の破棄、隠蔽も酷いものでした。

 ―安倍政権の中で特に問題だったと思うことは。
 
「閣議決定だけで解釈改憲して集団的自衛権の行使を認めたことです」

 ―安倍元首相の国葬も閣議で決まりました。

国葬には反対です。

安倍元首相に限らず、どんな政治家の評価も冷静に検証しないといけない。
美化したり神格化したりするような儀式を行うのは間違っています。

 ―無責任な体質に社会全体がなってしまっている気がします。

『コメントは差し控えさせて頂きます』と答弁し続ければ、
いつの間にかうやむやになるというのをさんざん政府が繰り返したので、
みんながまねし始めています。

説明責任を果たさない政治や社会になってしまっています」

 ―自己責任論にも、以前から反論していますね。
 
安倍政権の間、目くらましみたいに『日本すごい』みたいなのが続いていましたが、
最近ようやく、実はこの30年間、給料が上がってないことが
社会全体に認知されるようになりました。

これは自己責任とは言えない、と多くの人が気付いています。

ただ、問題を解決するのは政治しかないのに、野党も頼りないので、
どこにも託しようがない、と感じている人は多いでしょう。

 ―言論で、あるいは選挙で、変えることができない中、行き詰まった果てに今回の凶行があった、ということでしょうか。

山上容疑者自身、そう思い詰めて犯行に及んだのでしょう。

他の手段で解決されないからテロを決行したんだと思います。

今でも国会議員が統一教会との関係の清算を明言しない。
ということは国民が今後この問題で被害に遭ったとしても、
どこにも訴える先がないと思うでしょう。

政治が解決してくれない。そんな政治に絶望して、という心情は理解できます。

 ―改めて、あの事件を受けて私たちはどういうことに気付くべきで、今後にどうつなげればいいか、考えを聞かせてください。

見て見ぬふりをして問題を放置すれば、
社会にとって大きなダメージとなって跳ね返ってくることを
今回改めて痛感させられました。

山上容疑者がやったことは悪いことだという前提に立ったうえで、
しかし、なぜこんなことが起きたのか、理解して、問題を一つずつ片付けていく。

放置しないってことが大事だと思います。

==以上、抜粋引用終了==

図らずも日本社会の矛盾や政治の不作為を事件があらわにした。
統一教会の場合、法に触れる犯罪を行ってきた集団だという点が問題。

芸能人が暴力団のパーティーに行ったら一発退場となるのに
政治家はおとがめなしでは社会の倫理が壊れてしまう。

彼の政治を全て否定するつもりはありませんが、
壊してしまったもののほうがはるかに大きい。

彼によって責任は『取る』ものでなく『痛感する』ものに変わりました。

公文書の破棄、隠蔽も酷いもの。

閣議決定だけで解釈改憲して集団的自衛権の行使を認めた

安倍元首相に限らず、どんな政治家の評価も冷静に検証しないといけない。
美化したり神格化したりするような儀式を行うのは間違っています。

『コメントは差し控えさせて頂きます』と答弁し続ければ、
いつの間にかうやむやになるというのをさんざん政府が繰り返したので、
みんながまねし始めています。

説明責任を果たさない政治や社会になってしまっています」

今でも国会議員が統一教会との関係の清算を明言しない。
ということは国民が今後この問題で被害に遭ったとしても、
どこにも訴える先がないと思うでしょう。

見て見ぬふりをして問題を放置すれば、
社会にとって大きなダメージとなって跳ね返ってくることを
放置しないってことが大事だと思います。

平野さんの指摘を反芻しています。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.8.8===

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 平野啓一郎氏の指摘、一つ一つ納得し、同感しました。
    その中で、「問題を解決するのは政治しかないのに、野党も頼りないので、どこにも託しようがない、と感じている人は多い」という指摘も、ぜひ反芻してください。
    耳の痛い話で恐縮ですが、次々と噴出する問題に対し、政府を批判する本気度が、野党の側に感じられないのです。特に野党第1党の立憲民主党の責任は重いです。「国葬」問題しかり、「臨時国会たったの3日間」問題、「統一教会と政治家の癒着、相互依存」の問題しかり。国民の多くは怒り、疑問に思っています。個々の議員がツイッターなどで、「国葬に反対します。」などとつぶやくだけでなく、立憲民主党が先頭に立ち、他の野党も巻き込んで、まなじりを決して国会の内と外で行動を起こすことはできないのですか。その姿が見えれば、野党への国民の信頼を取り戻すことにもつながるでしょう。記者会見やツイッターの場での反対声明だけに終わっていては、政権与党は、ほとぼりが冷めるのを余裕で待つことでしょう。茂木幹事長のニヤニヤ笑いが、それを物語っています。
    「政治が解決してくれない。そんな政治に絶望して」の今回のような犯行が、これからも繰り返されることのないよう、野党第一党のメンツにかけて、本気の取り組みを切望します。

  2. こんにちは。

    平野氏の言われることは逐一もっともなことですね。

    ところで、「説明責任」とはよく言われていることですが、これって、言い換え(誤魔化し)
    ではないでしょうか。「敗戦」を「終戦」、「全滅」を「玉砕」、「撤退」を「転進」、
    「自殺攻撃」を「散華」と得てきた言霊の国、日本ならではだと、常々感じています。
    ―(引用)――――――――――――――――――
    …『コメントは差し控えさせて頂きます』と答弁し続ければ、いつの間にか
    うやむやになるというのをさんざん政府が繰り返したので、みんながまねし
    始めています。説明責任を果たさない政治や社会になってしまっています」
    ―――――――――――――――――――――――
    「責任を執る」で良いのではないですか?
    責任を執れと言っても、身投げして死ねという事ではありません。
    公職にある人、あるいは法人の責任ある立場の人は、職を辞する。
    しかし、私財を投げ出して弁償するには及びません。そこまでやると
    見せしめ以外の何モノでもなくなる。

    責任を取る、即ち、責任のありかを明確にし、任を果たせなかった
    ことを認め、職を辞する。これで十分。それすらできず、説明して
    責任を果たしたことにしてしまい、陰で利権を貪り続けることを
    許したのでは何の意味もありません。

    倒産した中小零細企業のオーナー社長は、個人補償を迫られ、
    身ぐるみはがされ、家族もろとも露頭に迷うことになるのです。
    「説明責任を果たす」、なんと甘い事でしょう。

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