徒然日記
22年10月11日 その5526『逢坂誠二の徒然日記』(7223)
今後、雲が少なくなり晴れる見込みです。
朝の気温は18度、日中は26度と夏日となるようです。
1)原発規制が壊される
東日本大震災以前、日本では、原子力規制と推進を同じ役所で行っていました。
つまり以前は、原子力に関するアクセルとブレーキを同じ官庁が持っていたのです。
このため原発に関し、厳格な規制ができず安全神話に陥ったとも言われています。
そこで3.11以降、規制の権限を分離し独立させたのが、原子力規制庁であり、規制委員会です。
この判断は当然のことです。
ところが岸田内閣になってから、この独立性が揺らぎ始めています。
現在の原発運転は「原則40年、最長で60年」、このルールに基づいて行われています。
政府がこのルールの見直しに入りました。
本来、こうした見直しに関し規制委員会も、厳格な方針で臨むべきなのですが、
更田さんの後任である山中伸介委員長はこの方針を事実上容認する方向です。
懸念されることは他にもあります。
7月に、規制委の事務局を担う原子力規制庁の長官に、
片山啓次長が昇格し、発足以来初めて、
長官、次長、原子力規制技監のトップ 3を経産省出身者が占める体制になりました。
もちろん「原則40年、最長で60年」の運転ルールは科学的な根拠だけで決まったものではないと認識しています。
科学面、政策面、政治面からも様々な議論を行って決定したルールだと思います。
しかしひとたび決めたルールを変えるには、それ相応の根拠が必要ですし、
何よりも最大のポイントは、どう安全を確保するかなのですが、そこの議論も見えません。
規制委員会までもが、再稼働促進を前提にものを考えるならば、
再度、過酷な原発事故が起こる可能性が高くなると感じます。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.10.11===
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