徒然日記

23年1月3日 その5610『逢坂誠二の徒然日記』(7307)

昨日の函館は、一気に気温が下がり真冬日。日中も風が強く、吹雪模様の天候。新年の挨拶回りに歩きましたが、いつものことながら訪問件数をこなすのがなかなか難しく、あっちもこっちも回れず残念。今日も引き続き、挨拶回りに歩きます。夜明け前の気温は氷点下6度、細かめの雪が静かに降り続き、街一面が真っ白です。日中も氷点下4度程度にしかならず、今日も真冬日です。

1)元旦の社説
1日遅れですが、元日の新聞各紙の社説タイトルは以下です。

北海道新聞:価値の揺らぎに「人の命の尊さ共有したい」
朝日新聞:空爆と警報の街から「戦争を止める英知いまこそ」
毎日新聞:危機下の民主主義「再生へ市民の力集めたい」
日本経済新聞:「分断を越える一歩を踏み出そう」
読売新聞:平和な世界構築へ先頭に立て「防衛、外交、道議の力を高めよう」
産経新聞:「「国民を守る日本」へ進もう」
東京新聞:「我らに「視点」を与えよ」
日本農業新聞:いのちの安全保障「足元の宝 多様性こそ未来開く鍵」

今年は、平和への言及が多かったのは予想通りです。また民主主義の危機、社会の分断への言及もまさに頷けるものでした。国連など国際機関の機能不全、ウクライナ戦争に端を発する制裁措置、世界の多くの国のインフレ、防衛力の強化や見直しや外交や経済による国力の強化などなど、色々な言葉の並ぶ社説です。これらを読むと私たちは歴史的大転換、歴史的危機のど真ん中にいることを再認識します。社会を支えていた制度や価値観が大きな揺らぎを見せており、しかもその解決策が見えていません。こんな中で私が感ずるのは次のことです。
どんなに民主主義が揺らごうとも民主主義を捨ててはならないということです。民主主義は完全ではありませんが、今のところこれ以上のものは見つかっていません。情報を確実に公開する透明性を基本にして、多様な意見をぶつけ合って納得を得る、この仕組みを失ってはなりません。危機だからといって、情報を隠したり、国会を無視したり、少数の権力者で、モノを決めてはならないのです。
各国間の対立が煽られる場面が多くなっていますが、青臭く聞こえますでしょうが、絶対に戦争をしてはなりません。現在の防衛体制を点検し確実に機能する防衛力にシフトすることは重要ですが、それは戦争しないための防衛力だということを肝に銘ずる必要があります。戦争をしないためには必要なのは、防衛力だけではありません。外交力、経済力も合わせて強化しないければなりませんし、これらを支える教育力の強化が何よりも大切なことです。
民主主義が機能しないと感ずるときに重要になるのが自治です。自治は小さな単位の民主主義と言っても良いかもしれません。自治は社会の様々な事柄が自分たちに直接作用することが多く、自分の存在と他者や社会との関係を知ることのできる重要なものです。自治は、市町村の地方自治だけではなく、消防、防犯、交通安全、町会、PTA 、サークル、趣味の団体など、色々な自治があります。国家全体の民主主義が機能しないと感ずる場面では、こうした小さな単位の民主主義、つまり自治の単位で社会のあり方を考えることも重要です。
社会の基盤や価値観が揺らぐときは、原点に帰るべきなのです。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.1.3===
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