徒然日記

23年1月4日 その5611『逢坂誠二の徒然日記』(7308)

昨日も新年の挨拶回りに歩いています。一昨日から気温が下がり雪も多い中での地元歩きです。今朝も気温が低く、夜明け前の函館は氷点下6度程度です。多少強めの風が吹いています。昨日は随分と雪が積もりましたが、今はさほどの雪ではありません。日中も氷点下 4度の真冬日です。部屋の暖房の設定はいつもと変わりがないのですが、真冬日が続いているため、いつもよりも3度ほど室温が低くなっています。

1 )チグハグな農政
昨年、道内の農業関係者の皆さんから、政府の農政に対する厳しい批判を頂きました。日本では乳製品を輸入する一方で、酪農家には生産を抑制するよう要請している。食料の自給率を高めると言いつつ、ビートの作付けを減らす政策を取っている。これらはブレーキとアクセルを同時に踏むようなもので理解できない。政府も自民党も何を考えているのか、という批判です。
日本では毎年、生乳換算で 13万7千トンの乳製品を輸入しています。カレント・アクセス輸入枠と言われるものです。
これは、ガットウルグアイ・ラウンド農業合意による国際約束に基づき、1995 年度から設置された低関税輸入枠です。過去の輸入実績に基づき輸入機会を提供し続けることを目的に設置されました。確かにこうしたルールはあるのですが、全量輸入する義務はありません。しかし政府は、全量輸入しないと訴えられる可能性があるとして全量輸入に拘っています。
さらに酪農家に対して牛乳を搾るな、牛を殺せと要求しています。輸入飼料価格などが高騰し、ただでさえも酪農経営が厳しいにも関わらず、さらに酪農家を苦しめるこの輸入は、変だとの声が上がるのは当然です。食料自給率を上げることが日本の大きな課題になっていますが、ビートも生乳もそれに反する政策を推進するのは完全に間違っています。

2)給料が上がっても
昨日の地元歩きで厳しい声を頂きました。「給料が上がっても手取りが減るなら意味がない」というものです。当然の声です。
岸田総理は、最近は言わなくなりましたが、かつては所得倍増などと言っていました。しかし収入が増えても、社会保険料、税金が増えて手取りが減るなら意味がありません。これに物価高が重なるとさらに厳しい状態になります。単なる所得や収入の増加ではなく、手元に残るお金が増えることが重要です。私が以前から言っている通り国民の物を買う力を高めなければダメなのです。賃上げを行うこと、担税力に応じた税負担とすること、教育費など必要不可欠な負担を下げること、これらを組み合わせて国民の物を買う力を高める必要があります。

今日は御用始です。今日から日常に戻ります。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.1.4===
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