徒然日記

23年2月14日 その5652『逢坂誠二の徒然日記』(7349)

今日は早く目が覚めました。夜明けまでまだ2時間以上あります。都内の空には雲が広がっていますが、ところどころ途切れています。星は目に付きません。今の気温は4度、日中は晴れ、気温10度の見込みです。
昨日午後から、国会に復帰しました。予算委の理事への復帰は明日からになりますが、昨日は委員として予算委へ出席しました。復帰初日から、政府の不誠実な対応に怒り心頭です。特に河野大臣には呆れました。何を聞いても「所管外」を繰り返し、一言も答弁しないのです。丁寧に議論する姿勢は皆無です。

1)岸田内閣が原発回帰に爆進
岸田内閣が原発回帰に爆進していいます。
3.11以降の規制基準では、日本の原発の利用期間は40年とされ、例外的に1度だけ60年に運転期間を延長することができます。10日の閣議では、原発の利用に関し大転換が決められました。
*廃炉原発の立地する敷地内に次世代型の原発を建設する
*既存原発の運転期間「最長60年」との方針を見直し、規制審査などで事業者が停止を余儀なくされた期間を除外し、60年超の運転を可能とする
原発が運転していない期間も設備の劣化が進みますが、今回の閣議決定は、審査などで原発が運転していない期間を原発運転期間の上限から除外するというものです。
政府の原発推進姿勢を慎重に検証するはずの原子力規制委員会も暴走しています。昨日の臨時会合で、現行の「原則 40年、最長60年」規制からの見直し案を、多数決で決定しました。反対意見がある中で、規制見直しを決めたのです。これは極めて異例のことです。石渡明委員は「科学的、技術的な新知見に基づくものではない。安全側への改変とは言えない」と反対理由を述べました。原発を最大限の活用するという政府と歩調を合わせる決定をしたのですが、これでは規制委員の独立性は雲散霧消です。賛成委員の1人は「外から定められた締め切りを守らないといけないと、せかされて議論してきた」と発言したようですが、委員自らが、独立性を否定しながらも賛成する異常事態です。
今回の60年超え運転に関し、世界には60年を超えて運転している原発があるとの指摘もあるようですが、本当にそうなのでしょうか。私の知るところ、スイスのベツナウ原発(スイス)とタラブール原発(インド)の2基が50年をこえて運転しているだけです。(その詳細を今、調べています。)
鋼鉄でできた圧力容器は、中性子を浴びることで劣化します。「中性子照射脆化」です。原発の運転開始から、の脆化度合いを知るための試験片を原子炉内に入れていますが、試験結果は随分とバラツキがあって、私などは、何を信頼して良いか、科学的な根拠が持てないでいます。つまり原子炉の安全について科学的な根拠が持てないのです。
加えて日本は地震大国です。この国土で原発を抱え込むのは、極めて危険なことです。
岸田総理はウクライナ戦争によるエネルギー危機を理由にして原発を推進するようですが、新設原発の稼働は、少なくとも 10年以上も先のことです。新設原発はウクライナ危機には対応できません。
また今の原子力規制庁の幹部全てが経産省出身者で占められています。これも異常な事態です。3.11から12年が経過し、あの事故の教訓がいとも簡単に消し去られようとしています。足元のお金に目が眩んだあまりにも浅はかなことです。私たちの祖先のために、日本の将来のために、このまま見過ごすわけには行きません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.2.14===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    治ったようですね。良かった。

    ところで、河野大臣、相変わらずの「やんちゃぶり」ですが、もう少し
    この「やんちゃ」を建設的に使うと良いですね。今のままでは、
    次のように揶揄される。
    ――――(引用)――――――――――――――――
    親が教育を間違えた○○太郎氏が、何かの間違いで、万が一首相になった場合、
    国会での答弁に全て、「所管外」と答える図を、国民は想像しておいたほうが
    良いかな。
    https://twitter.com/debokunn/status/1625140501166067713
    ――――――――――――――――――――――――
    うらべ
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