徒然日記
23年5月31日 その5758『逢坂誠二の徒然日記』(7455)
1)マイナンバーカード
マイナンバーカードを巡るミスが頻発しています。マイナンバーカードは、国が国民を管理し、その行動を監視するなど国のための制度ではありません。今の時代において、国民が権利を行使するためには、マイナンバーカードのような仕組みは必要だと私は考えています。
しかし、これほどミスが発生するのでは、少なくとも参院での法案の審議を中断するなど、一旦、立ち止まる必要があります。政府の強引で拙速な利用拡大策が、ミス頻発の背景にあります。こうした全国規模のシステムを導入する際には、小規模自治体などをモデルとして、試験的に実施を行なった後に、全国に拡大するなどの手順を踏むなどの丁寧さが必要です。それを行わずにとにかく普及を急いだのは失敗と言わざるを得ません。
マイナンバーは、国内に住む全ての人に付される生涯不変の12桁の個人識別番号です。冒頭にも述べた通り、こうした番号制度は、国民が権利を行使するために必要なものだと思います。しかしこの制度を積極的に活用するかどうかは、国民個々人の自主性に委ねられるべきです。
健康保険証との一体化は、事実上のカード取得義務化です。任意原則に明確に反します。とにかく立ち止まって、今後の道筋を再点検すべきです。
それにしても担当大臣の無責任ぶりにも呆れます。
河野大臣は、昨日の記者会見で、この問題を巡り、「情報共有できていなかったのは大きな問題だ」と述べ、デジタル庁内の情報共有が不十分だったとの認識を示しました。それも理由の一つでしょうが、システム上の不備などのそもそもの根本原因をキチンと探らなければなりません。それを曖昧にしたまま突き進めば、今後もミスは発生します。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.5.31===
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お疲れ様です。浩太郎です。失礼致します。
>これほどミスが発生するのでは、少なくとも参院での法案の審議を中断するなど、一旦、立ち止まる必要があります。
確かに、多いですから、一旦、義務化だけは停止する必要があると思います。
(参照)東京新聞「マイナ保険証」トラブル59% 別人情報表示37件、保団連調べ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253178
(参照)Smart FLASH マイナ保険証「無効」1429件「いったん10割負担」請求200件超トラブルに「とんでもない話」SNSで批判殺到
https://smart-flash.jp/sociopolitics/237615/1/1/
(参照)マイナカード コンビニの証明書交付 なぜ別人の書類が誤発行?
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230510b.html
(参照)マイナンバーカード、今度は公金受け取り口座を誤登録…複数件発生 デジタル庁発表
https://www.fnn.jp/articles/-/531815>健康保険証との一体化は、事実上のカード取得義務化です。任意原則に明確に反します。とにかく立ち止まって、今後の道筋を再点検すべきです。
仮に、「健康保険証に、顔写真が無い事で発生する問題」を解決する為に、マイナンバーが必要であるなら、
「健康保険証に顔写真をつける」事を徹底させていけば、「マイナンバーカードの役割として求められている最低限の目的」を達成できる様に感じます。(参照)「保険証」が本人確認書類として認められないワケ ドコモが5月から除外へ 勝手にお金が借りられる?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240519
こんにちは。
逢坂さん、逢坂さん及び立憲民主党のマイナンバーカードに関する
立ち位置は下記の通りですね、主旨、了解ですし、理解できます。
ところが、報道などから聞こえてくる情報には、(1)-(3)が
付けたし程度、あるいは、無視されたままです。よって、多くの国民
は、立憲民主党が「(1)-(3)を前提として」、マイナンバー
カード制度に賛成しているとは見ません。自民、維新、国民などと
同じ穴の狢と見ます。
特に、提案野党などと寝たボケたことを言う泉代表と国体委員長、
幹事長などの発言からは、その違いが明確に見えてきません。
あとで、あの時、私はこう言ったと言い訳しても遅いと思います。
この問題に限らず、野党は、マスコミ対策というか、国民へ、
その立場を伝えることが、呆れるほど下手ですね。議論の前提と
して言うべきことを諄いほど言い、そのうえで、先へ進みましょう。
そうしないと、与党の用意した土俵の上で、踊らされて捨てられる
だけです。挙句の果てに、野党も賛成したではないかと、道連れに
されかない。
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(1)マイナンバーカードは、国が国民を管理し、その行動を監視する
など国のための制度ではありません。
(2)こうした番号制度は、国民が権利を行使するために必要なものだ。
しかしこの制度を積極的に活用するかどうかは、国民個々人の自主性に
委ねられるべきだ。
(3)健康保険証との一体化はう実上のカード取得義務化である。任意
原則に明確に反する。立ち止まり道筋を再点検すべきだ。