徒然日記

ドイツはフランスに電力を輸出している/逢坂誠二の徒然日記 #7507

【23年7月 22日 その5810『逢坂誠二の徒然日記』 #7507】
昨日、ホーチミンからハノイに移動しました。移動は飛行機で2時間弱です。飛行機が1時間近くも遅れましたが、出発時刻を表示する掲示板以外に何の告知もないのですが、特に文句を言う人も私の周囲には見当たらず、定刻の1時間後には遅れた飛行機に淡々と皆さんが搭乗します。航空会社の職員からは、地上でも機内でもお詫びの一言もないばかりか、遅延理由の説明もありません。日本との違いを感じます。 夜明け前のハノイは 29度、終日曇りの予報で、予想最高気温は33度の見込みです。

1)ドイツはフランスに電力を輸出している
ドイツは今年4 月に脱原発を達成しました。このドイツの脱原発を巡って、ドイツはフランスから電力を輸入しているから、そんなことが可能だったと話す方が日本では多くおられます。もちろんヨーロッパ全体が電力網で繋がっていますから、各国間で電力を融通し合っているのは事実です。ドイツがフランスから電力を輸入していることもあれば、逆にフランスがドイツから電力を輸入していることもあります。しかし肝心なのは、1年間を通して、輸入と輸出を差し引いた正味(ネット)の電力量で判断することです。
ネットで判断すると、「ドイツはフランスへの電力の輸出国」なのです。
3.11以降、何度かドイツを訪問していますが、「ドイツはフランスから電力輸入しているから脱原発が可能なのですね」との質問をすると明確に否定されます。ドイツは年間通してみるとフランスへの電力の輸出国だと言うのです。ドイツから来日した超党派の国会議員団にも同じ質問をしたこともあります。やはり「ドイツはフランスへの電力の輸出国だ」との答えです。
しかしこの事実を、多くの日本人に話しても、あまり信じようとはしません。フランスから電力を輸入しているとの潜入観がしっかりと頭にこびりついているからなのかもしれません。
今回、毎日新聞のネット記事で、スウェーデンのエネルギー庁元長官で、東京港区に本部のある自然エネルギー財団のトーマス・コーベリエル理事長(62)のインタビューを読みました。その中でコーベリエル理事長は次の発言をしています。
「年間を通してドイツがフランスから正味で電力を多く輸入している事実はありません。その逆で、ドイツは15年から毎年、フランスに正味で電力を輸出しています。」
ドイツを訪問しても、ドイツの国会議員団に聞いても、さらに今回のインタビューでも、ドイツはフランスから電力を輸入しているから脱原発が達成できたというのは事実とは違うと言うことです。
潜入観を持たずに、色々なことに立ち向かわねばなりません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.7.22===
ネットによる個人献金はこちらです。
go2senkyo.com/seijika/123556

逢坂誠二の公式LINE からご意見をお寄せ頂く場合は以下から登録をお願いします。
lin.ee/eDi8g6I

まぐまぐの送信登録・解除は以下です。
http://www.mag2.com/m/0000258665.html

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    「ドイツはフランスから電力を輸入している」という曖昧な
    表現は、多分にためにする言説ですが、それを妄信する人々は、
    『一分間でもフランスから輸入し得いれば、脱原発は嘘である』
    と言い建てるのでしょう。意図する発言ならば無視して良いと
    思いますが、理解能力が不足しているが故に発言であれば、
    詳しく説明してあげることも必要でしょう。受け取る能力が
    あるか否なが問題ですが…。

    その際、是非とも、電気エネルギーは地域分散型を基本とし、
    それらを合せることで、過不足なく電力を供給する方法が
    あることをお示ししてあげればよいと思います。
    その見本がEUの電力網に他ならないのですよね。
    EUの場合、現在は、その電力網にフランスなどの
    原発由来の電力も入っていますが、それは何れ無く
    して行けることも付け加えることをお忘れなく。

    それから、その際には、「電力」と「エネルギ」の
    用語の厳密な使い分けも必須だろうと思います。

    うらべ
    ―――――――――――――――

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です