徒然日記

「化学肥料100%輸入問題への対応」、「樺太の地上戦」/逢坂誠二#7527

23811 その5830『逢坂誠二の徒然日記』 #7527】

昨日の函館は猛暑日。観測史上最高の35.4度を記録しました。昨日は、自由市場、中島廉売などを回りましたが、あまりの暑さに閉口しました。今日の夜明け前の函館の空、薄雲が多少広がっていますが、東の地平線が赤くなっています。金は24度程度、日中は32度程度の見込みです。

1)化学肥料100%輸入問題への対応

日本で使用する化学肥料のほぼ100%が輸入であることに何度か言及しました。それは食料安全保障の観点から、極めて危ういことです。そこで次など、いくつかの対策を組み合わせる必要があります。

*外務省とも連携した特定国に偏った輸入先の多角化

*家畜糞尿など既存資源の活用

*化学肥料使用量の削減

*食品廃棄物の削減

*有機農業の振興

農水省も2021年に制定した「みどりの食料システム戦略」において、次の2050年目標を定めています。

  化学農薬使用量の50%削減

  化学肥料使用量の20%削減

  有機農業取り組み面積割合を25%(100ha)まで拡大

一方、EUは次の2030年目標が示されています。

  化学農薬使用量の50%削減

  化学肥料使用量の少なくとも20%削減

  一人あたり食品廃棄物を50%削減

  家畜および養殖に使用される抗菌剤の販売量50%削減

  有機農業取り組み面積割合を少なくとも25%まで拡大

EUの取り組み目標は、日本よりも20年も早いのです。EUと日本では、農業の環境が違うとの指摘もありますが、日本の取り組みが遅いのは明白です。

また有機農業に言及すると、ネット上では農業を知らないなどの指摘があるようです。しかし今後の持続可能な農業を考える際には重要な柱になるのは明確です。

2)樺太の地上戦

78年前の8月、私の2人の伯母と2人の従兄弟は、戦争で命を落としています。1人の伯母と人の従兄弟は、伯父の目の前でロシア軍機からの機銃掃射で殺されました。もう1人の伯母は、樺太からの引き揚げ船「小笠原丸」に乗船中、ロシア潜水艦の魚雷攻撃を受け、留萌沖で帰らぬ人となりました。この4人は、いずれも民間人です。

日本で唯一の地上戦は、沖縄と思っている方も多いと思います。松野官房長官も記者会見で沖縄を「唯一の地上戦があった地域」と発言しました。しかし樺太では、815日以降もロシアの攻撃が続き、詳細は分からないのですが、数千人の住民が亡くなったと言われています。小笠原丸への攻撃は822日ですし、伯母と従兄弟が機銃掃射で無くなったのは823日のようです。樺太では815日以後も地上戦があったことを確実に語り継がねばなりません。(北千島の占守島の戦いも同様です。)

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2023.8.11===

ネットによる個人献金はこちらです。

go2senkyo.com/seijika/123556

逢坂誠二の公式LINE  からご意見をお寄せ頂く場合は以下から登録をお願いします。

 https://lin.ee/eDi8g6I

まぐまぐの送信登録・解除は以下です。

 https://www.mag2.com/m/0000258665.html

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です