徒然日記

官僚の長時間勤務と国会質問/逢坂誠二 #7530

官僚の長時間勤務と国会質問/逢坂誠二 #7530
【23年8月14日 その5833『逢坂誠二の徒然日記』 #7530】 夜明け前のニセコは、空全体が雲に覆われています。残念ながらペルセウス座流星群が見える状態ではありません。朝の気温は21度。日中も曇りで、最高気温は26度の見込みです。
昨日は、一心不乱に実家周囲の草むしりをしました。十分ではありませんが、何とか最低限の対応をすることができました。むしった草がうず高く積まれていますが、後日、事業者の方に処分をお願いすることになります。そして今朝は、案の定、筋肉痛です。
1)官僚の長時間勤務と国会質問 霞ヶ関の公務員が、国会対応のため長時間勤務を強いらているとの指摘があります。確かにその側面は否定できませんが、それだけが長時間勤務の要因だとは私には思われません。
国会の委員会で質問がある際、質問議員からの通告を受けて、官僚の皆さんは答弁案(想定問答)を複数作成します。
国会の質疑は、最初に1回質問して、それで終わりというわけではありません。政府側の答弁の内容を聞いた上で、さらに次の質問をします。それに対する答弁があり、さらに質問をする。委員会質疑はこの繰り返しです。この複数回のやり取りも踏まえつつ、官僚の皆さんは、どのような質問が行われるかを想定しつつ答弁案を作成します。これを想定問答と呼んだりしています。
想定答弁ではなく、想定問答となっているのは、質問内容も想定して答弁案を作成するからです。質問者は質問通告は行いますが、答弁者の答弁通告を受けているわけではありませんので、質問と答弁の繰り返しの中で、質問内容が柔軟に変化します。さすがに変化する質問内容まで通告はできません。なぜなら質問者は答弁内容を知らないからです。
官僚の皆さんは、こうした質疑のやり取りも多少、見越した上で、質問を想定し、それに対する答弁案を作成します。この作成には当然、時間がかかります。
質問通告の期限は、衆院予算委の場合は、質問日の2日前のお昼までとされています。この質問通告が遅れることになれば当然、想定問答作成する時刻も遅くなります。
詳しい通告が少しでも早く行われるなら、官僚の皆さんも作業時間を早く切り上げることができものと思います。
そこで、委員会開催がいつ決まるか、質問内容の通告がいつ行われるか、詳細な質問通告が得られるか、これらが重要になるのです。
しかし私は、これ以外に、与党による法案や予算案の事前審査が、国会審議のあり方に大きな影響を与え、この存在が国会質問を劣化させていると考えています。またこの事前審査がなければ、官僚の皆さんの働き方は大きく変化すると思います。
==== とここまで書いて時間切れとなりましたので、明日以降、この問題を再度、取り上げます。
先日から、まぐまぐでの配信をHTMLからテキストに変更しました。これに伴って、自動的に広告が付加されるようになりました。読者の皆さんには、本文以外の情報が多く、申し訳なく思っておりますが、ご容赦下さい。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.8.14===
ネットによる個人献金はこちらです。 go2senkyo.com/seijika/123556
逢坂誠二の公式LINE からご意見をお寄せ頂く場合は以下から登録をお願いします。 lin.ee/eDi8g6I
まぐまぐの送信登録・解除は以下です。 http://www.mag2.com/m/0000258665.html
  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です