徒然日記

8月28日 その1850『逢坂誠二の徒然日記』



相変わらず都内は、暑さが続く。

今朝は、薄雲の広がる朝を迎えているが、
基本的には晴れの天候、しかも熱帯夜。

日中も34度と予想されている。

昨日も、衆院選挙制度議論のため、
朝から慌ただしい緊迫した一日となった。

最終的に夕刻の特別委員会で、
衆院選挙制度改革法案が、可決された。

1)選挙制度
0増5減、比例定数40削減、
一部連用的制度導入等を内容とする、
衆院の選挙制度改革法案が、
今日の衆院本会議で可決され参院に送られる見通しだ。

この法案に対し、一部報道では、
「わざと無理筋の案を出し、
 解散を阻むことが狙いなのか。」との指摘があるが、
これは全く違っている。

昨年10月からの各党協議を経て、
最終的に今回の法案にたどり着いたものだ。

各党協議会では、
様々な意見が出されて集約が困難を極めた。

最終的に、
座長案、幹事長案を求められ、
各党の意見も取り入れつつ
民主党案を提出したのだ。

これに対して、
自民党は考えが違うとして、
独自の案を衆院に提出した。

そこで我々は、民主、自民両案を
ともに議論しようとの呼びかけをこの間ずっと行ってきた。

各党協議等で必ずしも十分な結論が出なかったのだから、
国会での両案の議論を踏まえて、
結論を出そうとの呼びかけだった。

国会の会期末も睨みながら、
ギリギリまで呼びかけを続けた。

さすがに残り日程を考えると
もう限界に来ていると判断せざるを得なかった。

そこで、誠に残念ながら
与党単独での採決に至ったのだ。

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昨日の委員会質疑でも明らかになったとおり、
選挙制度改革、特に格差是正をしないままに、
次の総選挙に臨むことは、極めてリスクが高い。

今後の参院での議論も踏まえつつ、
なんとか良い方向に進んで欲しいと望んでいる。

2)政治改革推進本部
昨夕、政治改革推進本部と総務部門合同総会が開かれ、
参院選挙制度について4増4減とする案が了承された。

今回の4増4減案では、
定数削減などについては、
付則で次回の検討事項となっている。

しかし今回から、
具体的に削減数値を盛り込むべき等の意見が相次いだ。

特に衆院の選挙制度改革が実現せず、
参院案だけが通過することや、
衆参ともに削減案なしになることへの懸念が寄せられた。

これに対して、樽床本部長から、
そのようなことは考えていないとの強い決意が語られ、
最終的に4増4減案の了承となった。

衆参ともに、選挙制度改革が重要な局面を迎えることになる。

3)参院総務委員会
本日、午前、参議院の総務委員会が開催され、
自治法改正と大都市制度法案が審議される。

私も提案者として答弁に立つ予定だ。

そのため今日も早朝から答弁打ち合わせとなる。

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大都市法案は、
現在、提唱されている特別区の内容に言及しているものではない。

その内容の是非は、今後の地域における議論の中で、
明らかにすることを盛り込んだ法案だ。

地域の中で十分に議論し、
自治体議会の議決や住民投票で、
その是非を決めるのが柱となっている。

今回の法案は、
特別区の内容について
中立的な立場であることに留意が必要だ。

今日も緊迫した時間が続く。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2012・8・28 Seiji Ohsaka

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