徒然日記

2月26日 その1313『逢坂誠二の徒然日記』



夜明け前の都内、雲のない雰囲気です。気温
は5度程度。日中も良い天気のようです。

布団を抜け出して活動を開始し始めた直後、部屋全体の揺れを感じました。地震
でした。時刻は午前4時12分。三宅島震度3、都内大手町震度2などと報じら
れました。被害などはない模様で安堵しています。

1)予算委員会分科会
昨日、衆院予算委員会分科会が行われました。分科会は、国土交通や厚生労働な
ど各分野ごとに審議するものです。昨日、私も4人の委員から質問を受けていま
す。

本体の予算委員会は、予算全体のマクロ的なことや大ぶりな議論を、そして分科
会では、個別予算に関する詳細議論がなされることが、理想的だと感じています
が、現実はちょっと違っています。

本体予算委員会には、予算議論よりも、その時々の政局につながりそうな話題を
追及的、スキャンダル暴露的に激昂ムードで与党を暴くイメージがあります。分
科会では、どちらかといば地元個別政策についての話題が中心です。その意味で
は、本格的な予算議論が少ないのが日本の国会の現実とも言えるのかもしれませ
ん。もちろんどんな話題も、最終的には予算に関連するともいえますので、全て
の議論が予算議論という見方もあるかもしれません。しかし私の今の感覚も含
め、現在の予算委員会議論は、国民一般感情から判断すれば、予算議論とは
ちょっと違うものかもしれません。

とは言うものの、私は分科会議論は、落ちついており、嫌いではありません。う
まく質問すれば、本体委員会にはない、丁寧な内容のある議論ができるのが分科
会です。

昨日は、私に対し、光を注ぐ交付金、自治体病院、総合特区などについて、質問
がありました。しかし、午後からは、国会運営の方針を巡って与野党の意見が一
致しなかったため、一部を除いて野党の皆さんが審議を拒絶したらしく、残念な
結果となっています。

日程闘争の国会から、真正面から内容を議論する国会に、いつかは脱皮したいと
思うのですが、それは中々難しいことのようです。しかし、理想を失っての進歩
はあり得ません。落ち着いて頑張らねばなりません。

2)地域再生大賞
昨日、第一回地域再生対象の表彰式とシンポジウムが開催され、私も国会答弁の
合間を縫って出席し、20分程度、挨拶をしてきました。

http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/taisho/

http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022501000601.html

日本の地域づくりは、成功例も少なくありません。しかし現在、多くの地域で方
向性が間違っている感じがします。

・地域の現状や資源を正確に捉えていない
・地域づくりの理念がなく、目指すべき方向設定が安易、曖昧
・取り組み姿勢が後ろ向き、否定的

全国を見ているとこんな課題を感じます。以上の課題を裏返しに考える必要があ
るのです。

・地域の現状や資源の虚心坦懐に見据えて、そのメリットを見い出す
・地域づくりの理念をしっかりと打ち立て、目指すべき方向を明確にする
・明るく前向きに、希望を失わずに取り組む

こんな基本姿勢で取り組めば、全国どこの地域にも必ず光はあります。

地域再生大賞など、こうした取り組みを切っ掛けにして、全国各地が元気なるた
めの取り組みを、精一杯支援します。

3)イングリッシュ・モンスター
過日、新聞書評で目にとまった菊池健彦さんの『イングリッシュ・モンスターの
最強英語術』(集英社)を読みました。

菊池さんは、34歳で営業職を退職をし、引きこもり生活に入ります。何もしな
い一年を経て、引きこもり生活の中、独学で英語を勉強します。42歳、初めて
受けたTOEICで970点をマーク、その後24回も満点の990点を獲得し、英
語の達人になります。海外渡航経験がない独身で現在51歳です。本書は、そん
な菊池さんの実践を綴った、英語学習指南書のようなものです。

私は、この本を英語学習のためではなく、菊池さんの生き方、考え方に興味を
持って手にしたのですが、その執念というか、執着心の凄さに感激しました。菊
池さんの学習法を知るにつけ、英語に限らず、現在の私たちが真の目的を忘れ、
無駄な形式的行為を繰り返し、何も成し得ていない現実を知らされます。

英語習得術ではなく、広くものを成すための極意を感ずることのできる、しかも
どこかユーモラスな内容に、目からうろこでした。

昨日、帰函できなかったため、今朝、移動開始です。

帰函後、函館市内で街宣、大沼で医療関係者に講演、夜は森町で、今年12箇所
目となる新春の集いを開催するなど、密度濃く予定が詰まっています。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2011・2・26 Seiji
Ohsaka

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