徒然日記
7月4日 その2141『逢坂誠二の徒然日記』
函館は雲の多い朝だ。
朝の気温は18度。
日中は25度になる見込みだ。
1)白紙委任状か、抑止力か
いよいよ、今日から
第23回参議院選挙がスタートする。
今回の選挙の意義は何か。
それは現政権に白紙委任状を渡すのか、
それとも政権に対する抑止力を維持するのか、
それが問われる選挙になる。
現政権は、現在、
衆院で圧倒的な勢力を保持している。
そのため、
今回の参院選挙の結果がどうなろうとも、
政権が変わることはない。
その意味で政権選択の選挙ではない。
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現政権は、 明文化されているかどうかは別として、
TPP推進、原子力発電推進、積極的憲法改正、
グローバル経済の推進などを掲げている。
これらの政策は、
国家の根幹を根底から変えることに繋がる政策だ。
子ども手当を増額するかなどの政策とは、
次元を異にする、
今後の日本の方向を大きく左右する重要課題なのだ。
今回の参院選挙で、現政権が大勝ちすれば、
衆参ともにストレスなく案件を通過させることができ、
これらの重要政策に
白紙委任状を与えかねないことになる。
しかし多くの国民は、
原発推進、96条をはじめとする憲法改正、
さらにTPP推進について良く分からない、
若しくはその推進に疑問を持っている方も少なくない。
今の政権に白紙委任状を与えてしまえば、
これらの案件が、どんどん進んでしまう。
現政権が掲げる重要政策は、国民の中では、
こなれた議論が十分に行われたとは言い難い。
そんな中で、
現政権に白紙委任状を渡すことあ極めて危うい。
国民の皆様が、十分に理解しないうちに、
重要政策が一瀉千里に進むおそれがある。
政策の実行段階に入って、
国民の皆様がその課題や問題に気づき、
後戻りしたいと思った時には
手遅れにならない慎重さが絶対に必要だ。
そのためにには、
衆参との政権与党に大勢力を与えるのではなく、
参院の抑止力を維持することが必須だ。
参院に抑止力が残っていれば、
政権与党も慎重にならざるを得ず、
それが国民の意見を
尊重することに繋がって行くと確信している。
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政権与党に白紙委任状を与えず、
参院の抑止力を維持すること、
それが今回の参院選挙の大きな意義だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・7・4 Seiji Ohsaka
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