徒然日記

6月2日 その1408『逢坂誠二の徒然日記』



都内、夜明け前の空には、雲が広がっています。

重く垂れ込めている感じではありませんが、
空一面に雲が広がり、
薄いレースのカーテンのように霧も立ち込めています。

気分が優れません。

1)不信任決議案
昨夕、自民など野党三党から、
衆院議長に対し内閣不信任決議案が提出されました。

政局、政争、権力闘争など、
どう呼ぶかは色々とあるでしょうが、
今は、不信任案などを議論している時期ではありません。

確かに、菅内閣に色々な課題があるのは事実です。

しかし、今、政治的な空白を生じさせる、
そんな時期ではありません。

被災地では、復旧復興に向け、懸命の努力が続いています。
避難所では、未だに厳しい状況の中で
辛抱している皆さんが多数おります。

こんな現状を思えば、今は、
与野党が一致して、日本の再生に向けた取り組みを、
日本の総力をあげて行うべき時期なのです。

先の見通しのない永田町のこの混乱は、
あまりにも無責任です。

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総理は、国会の会期を延長し、
胸襟を開いて与党内はもとより、
各党の皆さんと議論し、
被災地の、さらに日本全体の再生に全力で取り組むべきです。

今は、その時期です。

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国会会期の大幅延長


復興担当大臣の早期任命


2、3次…、切れ間のない補正予算の編成


(自治体が強く望む)
震災対応一括交付金創設と早期予算配分


復興特区制度の創設


震災前からの重要課題への粛々とした対応

とにかくこうしたことの実現に向け、
政治空白を作らずに全力をあげることが必要です。

そのために総理は、
解散総選挙以外のあるゆることをしなければなりません。

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衆院本会議の開会ベルまで、あと約8時間です。
残された時間の中で、多くの国民の皆さんに理解される
真っ当な対応が実現できるよう、
最大限の努力をしなければなりません。

党のためでも、
政治家の保身のためでもない、
国民の皆様と日本の将来のために、
最大限の努力をしなければなりません。

さあ今日もしっかりと前進します。
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   2011・6・2 Seiji
Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 大変ごぶさたしております。
    不信任案についてはまったくそのとおりだと私も思っています。テレビやウェブのニュース程度しか情報ソースを持たない私には、不信任の理由の詳細が伝わってこないことに不満を感じています。
    実際のところ、不信任の理由はどの程度具体的に説明されているのでしょうか。「私だったら現内閣とは違うこういうことをした」というような代案を出して言っているのでしょうか。単に「だめだ」と言うことは誰にでもできます。不信任案に賛成する側の議員達は、次期首相には誰が適切と考えているのかを始めとし、不信任案が可決した場合のその後をどのように考えているのかが全く伝わってきていないのです。
    とりあえず、国民のひとりとして本日の採決の結果を待ちます。私としては、もっと前向きな審議に時間をかけていただくために不信任案は否決となってほしいと願っています。

  2. 国会の不信任案と、退陣条件というのには正直呆れました。民主党を私物化しているような小沢さんにしろ、「ウソはついていません」と言いながら、沖縄の人達の期待を踏みにじった鳩山さんのような役立たずの大嘘つきはとっとと辞めて欲しい程です。(因みに私は2008年に鳩山さんが講演に来た時「この人は信用できない。自分の都合の良いことしか耳に入れようとしない人だ」と思ったのは、おおさか議員の前任の金田議員との人間性の違いと、有権者の質問に気さくに明快に話してくれた金田議員と違って、質問も受け付けず、さっさと帰ってしまった事に始まります。沖縄県民の気持ちを裏切った事でそれが立証されてしまいましたが。)

    野党も野党でアテになりません。谷垣総裁は口だけな人だというのが今回の否決でも明らかだし、自民党時代に自分達が無責任に国策で押しつけた原発造成の事を棚に上げている無責任さに、「自民党も結局自民党のままなのだ」と思えて、民主党以上にどうしようもないと思えます。

    いつになったら目処が付くのかは知りませんが、とにかく政争などやらないで、震災復興と国債整備などに全力を注ぐべきなのは、国民に言われるまでも無いことなのですが、自分達の選挙区の事しか考えていないようでは、自民党と同じ事をやっているという自戒を持たなければならないはずなのに、永田町は相変わらず密室なのかと思えて失望してきます。

    「がんばろう日本」という言葉がこんな政治劇の為に空しく響いています。

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