徒然日記
6月7日 その1413『逢坂誠二の徒然日記』
昨日の都内、終日の晴れ。
最高気温も27度程度まで上がる夏日でした。
湿度が低かったため、
梅雨のこの時期とは思えないほど、
スッキリと爽やかさを感ずるのほどの雰囲気でした。
今日は一転、雲の多い朝を迎え、
終日、曇りの予報です。
予想最高気温は25度です。
1)税と社会保障
税と社会保障の議論が進んでいます。
私は政府の中にいて、
地方財政、地方税を所管する立場ですが、
税と社会保障議論の全貌が見えません。
・消費税率を引き上げる
これが明示されていることは明らか。
ところが社会保障の姿がどうなるか、
消費税率の引き上げに伴うサービスがどうなるかが、
見えません。
あるいはもっと言えば、本音を言わずに、
無理して取り繕っている雰囲気にも見えます。
消費税率引き上げによる歳入増を見込んでも、
大幅な歳入不足額の一部が補填されるだけで、
新たな歳出の財源になり難いという現実を
もっと直視すべきなのだと思っています。
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今回の税と社会保障の議論では、
今後の党内議論プロセスも良く見えていません。
ここを明確にする必要があります。
さらに社会保障の大きな担い手である、
地方自治体の役割の重要性を認識し、
自治体からの意見を尊重した議論にしなければなりません。
2)新たな戦後
3.11大震災への対応が、
社会のあらゆる場面で、
官民を問わず様々な形で進んでいます。
これらの対応への評価は、
善し悪し含め多様だと思います。
今回の大震災には、
誰の目に見ても
少なくとも明らかに二面性があります。
津波地震災害と原子力災害です。
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津波人災害の被害の状況は、
震災後、時間の経過とともに、ある一定程度固定化します。
原発災害の被害の状況は、
時間の経過があっても、未だに固定化するものではなく、
状況がどんどん変化します。
原発災害への対応は、自然災害への対応と全く違うということを、
改めて強く認識する必要があります。
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この3.11震災以降の日本は、
自然災害に加え、
状況変化に気を許すことのできない原発災害もあり、
従来と価値観を大きく変える必要があると感じています。
従前と同じ価値観で再興をすることは、
必ずしも得策ではないのです。
1945年の終戦後、日本の価値観が、
結果として大きく変化したように、
今後の日本のあり方は大きく変わるのだと思います。
その意味では、これからは、
新たな戦後だと言えるのだと思います。
・経済活動のあり方
・エネルギーのあり方
・地域のあり方
・教育のあり方など、
多方面において、様々な転換が必要になると思っています。
しかしながら、今この時点においても、
謙虚な見直しの姿勢も持たずに、
相変わらず従前の価値観を
一方的に押しつけようとする場面が多く見られます。
(結果として従来の価値観のまま進む分野であっても、
それを真摯に検証する姿勢が必要です。)
従来の価値観だけならまだしも、
平時ならなかなか実現し難い
これまでの価値観をさらに亢進させるようなことも、
こうした場に乗じて、
慌てて行おうとしている場面にも遭遇します。
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私たちは、新しい戦後の現実を、
もっと冷静に受け止めて、
今後の日本のあるべき姿を描きつつ、
持てる英知を結集して、今を乗り越えねばなりません。
3)夏至まで
今月22日が夏至です。
しかし都内の日の出は、
今の時期が一番早く4時25分頃、
夏至の22日はこれよりも1分程度遅くなります。
ただし日没は、今が18時54分頃、
夏至の22日は19時1分となり、
日中の時間が一番長くなるのです。
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一方札幌の今日は、
日の出が3時56分、日没が19時10分です。
夏至の22日は、
それぞれ3時55分と19時17分です。
東京よりも一層、朝が早く、夜が遅くなっています。
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梅雨のない北国生まれの私にとって、
春からこの時期にかけて、
大いなる躍動感を感ずる季節です。
特に6月に入ってから、
朝の早さと夜の遅さを楽しんでいます。
今日は早朝から夜まで、
ギッシリと重たい予定が詰まっています。
さあ今日もしっかりと前進します。
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2011・6・7 Seiji
Ohsaka
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明るい展望が見えない中、大連立の話が進んできて、自民党のかたがたは一部を除いて浮かれているそうですね。予算成立前に連立して予算配分を勝ち取り次回の総選挙に役立てたいんだとか。どの党も自分のことだけ考える政治家が多くて国民、とくに被災者のことなんか、そっちのけ
大連立になんかまったく期待できません。それでも今より少し良い日本になっていけるのでしょうか?また石原都知事の言っていた天罰が来るようなきがします。